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エンゲージメントが取れる投稿はどうやって作ったらよい?
1年間のInstagram運用で気づいたこと

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エンゲージメントが取れる投稿

Instagram運用をするなかで、数値がなかなか伸びない…という悩みを抱えているアカウントは多いのではないでしょうか?
投稿の表示のされ方が変わるなど、アルゴリズムの変化が激しい中で、より多くの人に投稿を見てもらうには、エンゲージメントを獲得していくことが大切です!

今回、1年間コスメブランドのInstagram運用してきた筆者が、アルゴリズムに合わせて運用することの重要さと、投稿を作成する際に気をつけていたことを紹介します。

目次
1.①Instagramにおけるアルゴリズムとは?
2.②エンゲージメントが獲得できる投稿を作るには?
3.③その他Instagram運用で注意しておきたいこと

①Instagramにおけるアルゴリズムとは?

突然ですが、あなたはInstagramのミッションを知っていますか?
Instagramが目指しているミッションを理解し、それに紐づく本質的な運用を行うことはとても重要です!

▼Instagramのミッション

「大切な人や大好きなことと、あなたを近づける」

Instagramでは、このミッションに基づき、ユーザーにとって興味のある投稿を表示するアルゴリズム(計算式)が組まれています。

そして、各利用者がInstagram上でとっているアクションを、「シグナル」というもので集め、それをアルゴリズムで計算し、フィードやストーリーズ、発見タブやリールに表示する投稿や、順番を決めています。
※フィード、発見タブ、リールなどの各機能では、それぞれ異なるアルゴリズムが使用されています。

▼アルゴリズムを形成するシグナル

このアルゴリズムを組むシグナルは複数存在しますが、特に参考とされているシグナルは以下の3つと言われています。

①「Interest」

…利用者一人ひとりがどのくらいその表示されているコンテンツに興味があるか
⇒過去の様々な投稿へのいいねやコメントからスコア化

②「Relationship」

…利用者と投稿したアカウントの繋がりの深さ
⇒主に、プロフィールアクセスや、いいねやコメント、滞在時間、そしてダイレクトメッセージでのやりとりといったインタラクションを重視

③「Timeliness」

…ターゲットにしたいユーザーのアクティブ(SNSを閲覧している時間)にあわせて投稿しているか
⇒利用者が好きになると思う”最新の”コンテンツでフィードを更新するために重視

上記の3つのシグナルを貯めるために重要であると言われているエンゲージメント(=ユーザーからの反応)は、主にいいね、コメント、保存、プロフィールアクセス、滞在時間です。そして、このシグナルを貯めることがアカウントを伸ばしていく上で、不可欠となっています。

▼投稿の表示順

また、ユーザーのエンゲージメントが高い投稿ほど、優先的に表示されると言われています。
具体的には、ストーリーズはエンゲージメントが高いほど左側に、フィード投稿はエンゲージメントが高いほど上部に表示されます。

表示方法

Instagramはアルゴリズムに基づいて投稿が表示されるため、表示される投稿は決して新着順ではなく、また、フォロワーすべてに投稿が表示されるわけでもありません。
つまり、エンゲージメントが取れないとリーチ(=投稿を見たアカウント数)が伸びず、ユーザーの目に触れる機会が大幅に減少してしまいます。

せっかくお金と時間をかけて作った投稿がユーザーに見られない…なんてことを避けるためにも、どんなコンテンツがリーチやエンゲージメントを取れているのか分析を行い、アルゴリズムを意識した運用をしていくことが重要となっています。

②エンゲージメントが獲得できる投稿を作るには?

では、どういう投稿であれば、ユーザーからのエンゲージメントを獲得することができるのでしょうか?
わたしが1年間運用した中で見つけた結論は、「ユーザーの興味があるコンテンツを発信すること」です。

企業として発信したい商品のPR投稿をし続けるだけだと、商品特徴ばかりを発信してしまいがちですが、「どんな仕上がりになるのか」「それを使うとどんないいことがあるのか」といった、”ユーザーに寄り添った切り口”で発信していくことがをが効果的であると考えています。
そのため、普段わたしが投稿企画を考える際に気を付けていたことは、以下の3つです。

①他アカウントの動向を知る

どんな投稿が流行っているのか、最近のトレンドを知ることが重要です。
競合ブランドや美容メディアアカウントの中でも他の投稿と比較していいねが多いものや、Twitterでバズっている(数値が大幅に伸びている)投稿を確認しています。(媒体は異なるため多少傾向は異なるものの、話題性が高く、バズっている投稿が見つけやすいです!)

また、どんな反応を得ているのかだけでなく、ファッション、インテリアなどの関連性のあるアカウントもチェックできると、どんな切り口だと今ユーザーの興味関心が高いのか、俯瞰的に見れるため、おすすめです!
※例えば、ファッション系を確認してみると、骨格タイプ別の選び方やアイテム紹介が増えている、など

★POINT★
どんなモノが流行っているのか/反応が得られているのかを知る

②季節やモーメントから、ニーズを考える

夏であれば日差し訴求、秋頃から乾燥訴求など、その時期になるとニーズが増えるものを投稿することで、ユーザーの需要に合ったアイテムや使い方を提案することができます。
実際に、数値がとりにくいアイテムであっても、タイミングや切り口を変えることで、数値が伸長することも多々ありました。また、ハロウィンやクリスマスなどの行事もトレンドに上がりやすく、反応が得られやすい傾向にあります。

※しかし、(あくまでコスメ系の知見ですが、)InstagramはTwitterに比べてモーメントを捉えるだけでは、数値は伸びにくい傾向にあるので、2枚目以降の画像を作りこむなど、他の要素とも組み合わせる必要があります。

★POINT★
投稿のタイミングは重要。ニーズにあわせた投稿をする

③ユーザーの声を確認する

ハッシュタグで商品を検索し、口コミ投稿を確認することで、人気な商品はどれか、商品のどんなところが好きなのか、どのようにその商品を使っているのかなどアイテムへの評価を確認し、投稿の切り口にしたところ、数値が伸長しました。
また、美容アカウントのように赤裸々なレビュー系の投稿をみることで、ユーザーが商品を選ぶ際にどういうところを気にしているのかも知ることできるため、企画を考える際は、ユーザーの声を確認することを推奨します!

★POINT★
アイテムの口コミや、購入の判断軸を知る

【実際に反応を得やすかった投稿】

また、投稿企画を作成していく中で、エンゲージメントを獲得しやすい企画があることがわかりました。それは、「〇〇な人にはこの商品がおすすめ!」といった、アイテムを比較して紹介する投稿です。
アイテム比較投稿
美容アカウントやコスメアカウントでは、様々な商品を紹介する投稿はよく見かけますが、公式のコスメブランドでは比較系のコンテンツを実施しているところは多くありません。
どのブランドも、複数種類の美類(アイシャドウやリップなどの化粧品の種類のこと)を展開していますが、ユーザーから見るとあまり違いがわからないため、有名なアイテム以外は興味がそそらないのではないというのが、正直あるのではないかと考えました。

そこで、アイテムをより理解してもらうために、パーソナルカラー別や、髪色別、なりたい仕上がり別といった切り口で、比較をする投稿を実施したところ、他の投稿と比較して数値が大幅に伸長しました。
その際、2枚目以降にチャート図やマトリックス図のような視覚的にわかりやすい画像を制作したことも、効果が高かったと考えています。

最近のInstagramは、コミュニケーションの場であるだけでなく、情報収集の場としても使われています。
一昔前は「インスタ映え」と言われていましたが、ただ映える写真があるだけでは、数値が伸び悩むことは避けられません。
また、多くの企業SNSは、投稿できる商品に制限があるため、様々なブランドのアイテムを紹介できる美容アカウントと比較して、反応されにくい傾向にあります。
そのため、ユーザーに自分の興味がある投稿である/役に立つ情報であるということが伝わる投稿をすることが、エンゲージメント獲得への近道であると考えています。

③そのほかInstagram運用で注意しておきたいこと

■なんだかんだ写真は大事

Instagramは、写真・動画など視覚で楽しめるコンテンツが軸になったSNSです。
最近では、1枚目が加工画像であったりタイトルを入れているアカウントも増えてきていますが、多くの企業アカウントは、ブランドイメージを構築するために、写真を投稿しているところが多いでしょう。
いくら映え中心ではなくなっているとはいえ、写真としての惹きはやはり重要です。
特に、「いいね」を獲得するという意味では、第1印象の写真で判断されている可能性が高いです。
※保存数は投稿内の情報量による

いかに惹きのある写真を撮影するかで数値は劇的に変わるため、写真には力をいれていきましょう。

<NG具体例>

・プロップや小物が多く、商品が目立たない/ピントがあっていない
・何を伝えたい写真なのかわからない
・素人感の強すぎる画像

■パッと見て内容が伝わる投稿を作る

発見タブ

新しいコンテンツを探す場として使われている発見タブやハッシュタグ欄では、「自分が欲しい情報が手に入るのか」が一目でわかることが重要です。
そのため、可能であれば、タイトルを1枚目にいれることをおすすめします。
内容がわからないと反応が得られにくいだけでなく、そもそもタップしてもらえないからです。

■カルーセル(複数枚画像)投稿をする

前章でも記載した通り、Instagramは情報収集の場としての性質も持っています。
アルゴリズムの評価基準に「滞在時間」があることからも、ただ商品の写真だけを載せるのではなく、仕上がり画像や加工画像を追加し、長い時間投稿を見てもらう工夫をしましょう。
また、「保存数」を獲得するという意味でも、情報量が増えるカルーセル投稿は効果的です!

■類似した内容を連続で投稿しない

企業SNSで特に気を付けたいのが新商品プロモーションの時期です。
新商品の訴求は避けては通れませんが、同じ商品を、同じ切り口で何度も投稿し続けても、ユーザーの反応は鈍るだけでしょう…
(同じ訴求を繰り返すことでユーザーに意識付けたい、という気持ちはわかりますが…)

類似した投稿が連続する際は、投稿の切り口や見せ方を変え、常に新しい情報を加えていくことをおすすめします。

■新機能が出たら積極的に使用する

Reelsやまとめや位置情報追加など、様々な機能があります。
Instagramは、新機能をリリースした際、使ってくれる人を増やすため、新機能を利用しているアカウントを優先的に表示させるといわれています。
アカウントの評価向上や露出機会を増やすためにも、新しい機能が出たら率先して使用するようにしましょう!

■1日に何回も投稿をしない

実は、Instagramには、同じユーザーの投稿を連続して表示させない、というアルゴリズムが存在します。
このため、短時間で投稿を連投すると、投稿しても表示順されない可能性が高くなります。
投稿をしっかり届けるためにも、前回の投稿からある程度の時間(数時間〜1日程度。フォロワーのアクティブ度によって変わる)をあけて投稿しましょう。

まとめ

以上が、Instagramを1年間運用してわたしが学んだことです。
Instagramのアルゴリズムはブラックボックスになっており、どうしてその投稿が伸びたのか詳細がわからないことや、アイテムやブランド自体の人気度に左右されることは往々にしてありますが、投稿の見せ方を工夫することで、数値を伸ばすことはできると思っています!

まずは、どのような投稿が好まれるのかを分析し、理解することが大切です。
そして、企業視点の発信だけでなく、ユーザーから求められる情報を発信することを心がけていきましょう!

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Webサイト運用・運営

コラム執筆

宮永 樹里(みやなが じゅり)

宮永 樹里(みやなが じゅり)

2020年入社で2年目。
現在は、Instagram、Twitter運用と、広告運用に携わっています。いちごが好きです。