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ドローン・ショーから見える私たちの将来

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2021年7月、東京2020の夜空を舞った1824台のドローン。
それらが放つ光で表現された輝く地球や、50種類のピクトグラムはまだみなさんの記憶に新しいと思います。「ドローンでそんなこともできるんだ」と驚いた方も多いのではないでしょうか?

今回はそんなドローンのエンターテイメントでの活用と私たちの将来についてご紹介します。
私たちの生活とどのくらい密接な関係になるのか、近い未来のDXマーケティングのヒントがありそうです。

事例① 東京モーターショー2019

まずは日本での活用事例から。2年前お台場で開かれたイベント、東京モーターショー2019です。数々のクリエイターがモーターショーのコンセプトをドローンや音楽、ダンサー、イルミネーションなどを使って表現していました。500機のドローンが音楽に合わせて光の絵を描きし、観覧車などお台場のイルミネーションとのバランスもばっちり。会場にいた人々を圧巻させました。

 

事例② 中国共産党100周年記念ショー

次は中国の深圳の事例。今年5月に開催された中国共産党100周年を記念したドローン・ショーはさらに数の規模が大きくなります。5200機ものドローンでこれまでの歴史上の出来事を再現。従来上海で行われたドローン・ショーの数は3281機だったのでギネス新記録を更新しました。

これだけ多くのドローンを操作するのはかなり難しいのではないかと思ってしまいますね。

しかし、実はたった1台のパソコンで操れるのです。各機体に組み込まれたシステムと補正データを基に、ほぼ自動的に飛行しているからです。

ただ、不揃いなく大規模なパフォーマンスができる一方で、雨風に弱いという弱点もあります。天候によってはイベントでパフォーマンスができなくなるため、今後さらにドローン・ショーが拡大するには防水かつ風の圧力にも強い機体の開発がカギを握っています。

深センのドローンショーでギネス記録更新:5,200機のドローンで中国共産党100周年記念ショー

 

事例③ スマートフォンアプリ1周年記念ドローン・ショー

そして最後に中国・上海で開催された大人気スマートフォンアプリの1周年記念のドローン・ショー。夜空には巨大な四角いものが表現されています。よく見てみるとなんとQRコード。実際に読み取りが可能で、空にスマートフォンをかざすだけでアプリをダウンロードできてしまいます。このように単なるドローン・ショーを行うだけでなく、アクセスに誘導し、しっかりマーケティングに結び付けている点が今後の注目ポイントです。綺麗な夜景なので、ショーを見ている多くの人々がスマートフォンでカメラを起動することが予想されるシーンで、QRコードを表現するのはDXマーケティング視点でもかなり秀逸ではないでしょうか。
将来はこうした夜空の巨大広告が頻繁にみられる世の中になっているかもしれません。

さらに、QRコードほどの複雑な立体表示ができるという意味では、広告以外にも花火、野外会場の場繋ぎ解説、観客誘導、災害・停電時の避難誘導などにも活用できそうですね。

 

今はまだ私たちの身近に頻繁に現れる存在ではないですが、これからその存在感は極めて大きくなると言えます。
今後も多様化するドローン市場にぜひ注目してみてください。

 

コラム執筆

山本百夏(やまもと ももか)

2021年4月入社。EMCカンパニー第3ビジネスユニットに所属。企業のSNS運用のサポートをしている。

カテゴリ: DX, マーケティング
2021年08月30日