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身近なテーマで「UXはじめの一歩」を踏み出そう

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UXはじめの一歩を踏み出そう

こんにちは、メンバーズキャリアカンパニー 2Gの荻野目です。

今回の記事では「UXに興味はあるけれど、はじめの一歩を踏み出せない!」という方にむけて、身近なテーマでUXを学んでいく方法についてご紹介したいと思います。

ユーザーがいれば、どんなコトでも体験設計できる

実は、私たちは日常生活のなかで「ユーザーの体験について考えること」を常に実行していることにお気付きですか?
例えば「クライアントに提出する資料について、提出前に社内メンバーからレビュー・アドバイスをもらい改善する」これも“ユーザーの体験を向上させている”と言えます。

なぜなら最終的に資料を見せる相手の理解を深めるため、公開前のプロトタイプ(試作版)に対して評価をもらい、改善しているからです。

このようにユーザーがいれば、どんなことでも体験改善(UXデザイン)できます

UXを学びたいと感じた時は、難しく考えすぎずできることから動いてみることが大切なのかなと思います。

 

まずは身近なテーマで取り組んでみよう!

UXはとても身近なところでも取り組めるテーマですが、いきなり「プロダクトを大きく改善したい」といった課題に導入するのは、経験がない場合とても難しいものです。

理由は、樽本徹也先生の著書「ユーザビリティエンジニアリング(第2版)」の「成熟度モデル(P.254)」に詳しく記載されていますのでぜひチェックしてみてください。

チームや個人でUXに取り組む際は、まず身近で小さなテーマから始めてみて、徐々にスコープを大きくしていくことが大切だと感じます。

 

ざっくりとした「取り組みのレシピ」

とはいえ、どのように始めていけばよいか悩む方も多いと思います。

ここからはUXデザインの“はじめの一歩”を踏み出すための簡単な「レシピ」を用意してみました。

手順

1、リサーチのテーマをきめる

まずはじめに、リサーチのテーマを決めていきます。

初めてリサーチに取り組む際は、できるだけ身近で実行可能なテーマを選ぶとよいと思います。しかし、初学者がリサーチを行う場合、ぶっつけ本番で実務で取り組むことが難しい場合も多くあると思います。

そのような時は「自分がよく使うアプリやECをもっとユーザー体験をよくさせるには?」といったテーマで考えていくことをお勧めします。

また「ユーザビリティエンジニアリング(第2版)」の「スカンクワークのすゝめ(P.257)」にも「業務外でどのようにリサーチを進めればよいか?」のヒントが記載されていますので、こちらもあわせてチェックしてみてはいかがでしょうか。

 

2、できる範囲でリサーチしてみる

次にリサーチを行います。ここでのポイントは「本をよく読んで、まずは試してみる」ことです。

いきなり熟達者のようにインタビューを実施・設計することは難しいので、まずは「何をリサーチすれば、よい体験を設計できるのか?」を考え、自分なりの仮説をたててユーザーに話を聞いてみることをお勧めします。

インタビューに答えてくれる人をリクルーティングするときは、ご自身の人脈のなかから協力者を探してお願いしてみましょう。

「条件に合致する人がいない」という場合でも「より条件に近い人を探していく」なら実行できる場合が多いです。

同僚との昼休みに簡単なインタビューをさせてもらう、などの工夫もできるかもしれません。

 

3、分析し、プロトタイプを作る

リサーチで得た情報を分析・プロトタイピングしていきます。

「絶対にグループワークしなければ」とか「デザインは苦手だから……」と考えてしまうと、手が動かなくなります。まずは一人でやってみる・紙に簡単な図形を用いてワイヤーフレームを引いてみる、など。できる範囲で挑戦していくのがポイントです。

わからないことがあれば、一旦フレームワークに則って手を動かして、どんなところが難しかったのかをリストアップしておきましょう。

 

気をつけることは「最初から完璧を目指さない」

今回の取り組みの一番のポイントは「最初から完璧を目指さないこと」です。

サッカーのプロ選手も、最初からスーパープレーができるわけではありません。まずはボールを蹴って、ドリブルができるようになり……といった段階を踏んで技術や経験を身につけていきます。

大切なのは、失敗しないことではなく、やったことの内省をすることです。

「どんなところがよかった?もう一回リサーチをするならどんなところを改善したい?」など振り返りを行って、チームや個人のなかにナレッジをためていくことが一番大切ではないかな、と思います。

ユーザー体験をよりよくするためには、まずは小さな一歩から!ぜひ試していただければ嬉しいです。

 

コラム執筆者

荻野目 詩織(おぎのめ しおり)
メンバーズキャリアカンパニー デジタルクリエイター2G所属
メンバーズで2度目の育休復帰をしたWebデザイナー
UXの沼にハマり、会社の支援制度を駆使して、たくさんの「学びの場」に参加しています。

 

参考書籍

ユーザビリティエンジニアリング(第2版)―ユーザエクスペリエンスのための調査、設計、評価手法―

樽本 徹也 (著)