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今話題の「NFT」、デジタルデータが本物である事の価値とは?

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突然ですが、こんなニュースご存じですか?

BeepleのNFT作品が75億円で落札、アート界に変革の兆し

米国時間3月11日、比較的無名のデジタルアーティストによるNFTデジタルアートのコラージュが、オークションで6900万ドル(約75億円)の値を付けた。

 

2006年に呟かれた Twitter の“最初のツイート”がオークションにかけられ2億円?!

Twitter CEOのジャックドーシーが一番最初のテストツイートをNFTとして売買できるオークションに出品して話題。
この記事が書かれていた時点で2億円超。

 

どちらも凄いですね!

でもデジタルデータって、知識さえあればコピーして偽造し放題なのになんでこんなに価値がついてるの?って思いましたよね。

 

 

実はこれらには今話題のNFTというブロックチェーンの技術が用いられてるのです。

NFTとは、Non-fungible token代替えできないブロックチェーン上のトークンのことです。

「Fungible」は代替可能性などと訳されます。
例えば、1000円のレコード買うのに、自分の1000円札でも他人の1000円札でも買えますよね。これって全く同じ価値を持つってことなのでfungibleといえます。
一方、僕の靴下と子供の靴下が入れ変わってたら、全然違うじゃん!ってことなんでNon-fungible。

詳しく知りたい方はこちらを確認して下さい。

 

要するに今までデジタルデータはコピーし放題だったのが、NFTをもちいることで制作者や所有者をブロックチェーンの技術を使って証明してくれるといった感じです。

冒頭のニュースはそのNFTを利用することでアート作品や映像データを「コピー不可能なデジタル作品」として実際に取引が行われたことで話題になったのです。

とはいえ、インターネット上に公開されているコンテンツで本物を証明することにそんなに価値があるものなのでしょうか。
実際に物質として存在しているゴッホの絵であれば、本物と偽物で価値が変わってくるのはわかるのですが、NFTの場合は本物とコピーで全く同じ。違いはないはずですね。唯一片方には、本物だという価値があるだけです。

物の価値というのは、有限であり、希少性があるものにつくものだと言われています。
デジタルデータは物質として存在しないので、プリントアウトやデジタルサイネージを使用しないと家に飾って眺めて和むこともできないので、本物のデジタルデータを保有することに意味があるのでしょうか?

 

では、どういったところにNFTの所有価値を見出すかというと、色々あると思いますが以下の3つがあるといわれています。

 

1.所有履歴の価値

スティーブジョブスが保有していて、そのあとビルゲイツが保有していたとなると、お墨付きがある状態なのでその履歴自体に価値がでてくるかもしれません。
また、所有者のファンであれば、そこに名前を並べる事自体に価値がでるかもしれません。

 

2.ロイヤリティとしての価値、グッズ販売など

制作者が厳格な著作権のルール決めない限り、NFTの所有者はコンテンツの著作権を得ることになるのでデジタルデータを用いてグッズを制作して販売することも可能となります。

 

3.制作者の応援

本物を購入することが制作者の応援に繋がり、ファンなら本物を所有したい欲求があるはずで、NFTでそれをちゃんと証明できるというところに価値がでるかもしれません。

 

 

他にも資産(転売目的)としての保有の価値はあるという声もあります。
NFTが話題になりまだ珍しく、過度な期待の中にあるので実際に高値で取引されたようですが、今後どのような使用用途でデジタルデータのNFT化が進むか興味深いですね。

 

そうそう、自分のコンテンツや、ツイートを勝手にNFT化して販売されていた!なんて事例も発生しています。
このコラムも僕にとって初投稿なので、誰かにNFT化される前に自分でNFTして価値が上がるのを待ちたいと思いますw

 

 

 


<コラム執筆>
須藤 良太
2021年1月にメンバーズに中途入社。WEBディレクターとして制作や提案などを担当しています。