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デジタルトレンドレポート2021を国内事例と共に深堀り!~ブロックチェーン編~

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毎年、海外の有力メディア・企業からトレンド予測を抜粋しているデジタルトレンドレポートですが、今年もいろんなトレンドをご紹介しました。
本コラムでは、その中からブロックチェーンのトレンドをピックアップし、国内での事例をご紹介します。

 

①ブロックチェーン+再生可能エネルギー
<レポート内 P41に掲載>

レポートでは、こんな海外事例のご紹介をしました。

スペインの電力会社イベルドローラ社:再生可能なエネルギーをユーザーに保証するために、ブロックチェーンを利用。
世界的機関のEnergy Web Foundation:エネルギー部門に特化した最初の公共ブロックチェーンを起動。
電力分野におけるブロックチェーンへの投資は、2025年までに30億ドルに成長すると予想。(by Merehead)

日本でも脱炭素社会の実現に向けて、スマートメーターとブロックチェーン技術を活用することで、設備やサービスごとの再生可能エネルギーの使用状況を見える化するシステムが開発されています。

参考:https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2021/01/0122.html

このシステムを活用することによって、製品やサービスが100%再生可能エネルギーで稼働していることを訴求した、付加価値の高いサービスを提供することができます。
例えば、タクシー事業者が化石燃料由来の電力ではなく、再生可能エネルギーで100%充電された電気自動車のタクシー車両に「Powered by Renewable Energy」マークを表示させて乗車サービスを提供するといった利用方法が想定されています。

 

②ブロックチェーン+証明書
<レポート内 P41に掲載>

レポートでは、こんな海外事例のご紹介をしました。

ブロックチェーン技術を使って卒業証書を発行することで、卒業証書のリンクを雇用主に送るだけで済むため時間の節約にもなり、偽造学位の予防につながる。(by Wire19)

日本でもブロックチェーン技術を利用し、学位証や資格証など個人の学びの実績をデジタル化できるサービスがリリースされています。

参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000047577.html

みなさんにも、卒業証明書発行のためだけに登校した記憶があるのではないでしょうか?
このサービスによって、学生は送付された卒業見込み証明書を採用担当者へオンラインで提出可能なだけでなく、PDF出力機能を使用してコンビニでの発行も可能となり、証明書受け取りのための「不要不急の登校」を減らすことができます。教育機関も接触の機会を減らせるため、緊急事態宣言下のクラスタ対策にも有効とのことです。
ハーバード大学をはじめとした世界各国で使われるスタンダードな証明規格を利用しているため、留学生も活用することができます。

 

③ブロックチェーン+サプライチェーン
<レポート内 P40に掲載>

レポートでは、こんな海外事例のご紹介をしました。

IBMと世界最大のコンテナ船会社マースクによる「Tradelens」はブロックチェーンベースのプラットフォームで、グローバルなサプライチェーンをデジタル化し、多くの透明性、最適なデータ交換、はるかに高速なプロセスを保証している。
輸送の効率化によって時間とお金を節約し、空容器の輸送によるCO2排出量も軽減できる。(by Supply Chain Digital)

日本ではブロックチェーン技術を利用し、蒸留酒の樽に投資することのできるサービスが始まろうとしています。

参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000042344.html

これまで書面で行われていた樽ごとの所有権の証明や移転登記が電子化されるだけでなく、樽が管理されている状態(温度や湿度など)や、1つの樽がどのような人の手を経てきたかを示す売買履歴もブロックチェーンを用いて管理され、信頼性の高いサービスとなっています。

 
「ブロックチェーン」という言葉には、やはり仮想通貨や金融といったイメージが根強いですが、最新のトレンドを調べると、今やブロックチェーンは「信頼性を担保するための証明」として様々な分野に応用され、ひとつの技術として位置を確立していることがわかります。

国内でもすでにさまざまな実用化がすすんでいたブロックチェーン、海外では他にも選挙システムや教育システム、就職活動といった分野で、すでに利用がはじまっています。
コロナ禍をチャンスに変えるアイデアのつまったデジタルトレンドレポート2021をぜひご覧ください!

 
<コラム執筆>
木戸 希望
2019年10月にメンバーズに中途入社。制作や提案など幅広く担当しています。