members

members

2020年のSEOの変化、コロナ時代におけるコンテンツマーケティングとは

Tweet

2020年も残り3か月。今年は新型コロナウイルス感染拡大によって、消費者行動に大きな変化がありました。それに伴い企業も「新しい生活様式」に合わせたマーケティングの推進を余儀なくされています。
この記事では主に2020年におこったSEOの変化、またコンテンツの対策について解説していきます。

タイトル画像

1.2020年のSEO、どんな変化があった?

(1)コロナによる検索クエリの変化

米のテクノロジー企業Yext.incの調査によると、世界的に、衣料・高級品・ホテル・レンタカー・外食などの業界で検索数が減少。先行きが不透明ななか、移動を制限された消費者の行動が停滞したと考えられます。一方、食料品・ドラッグストア・銀行・ATM・投資・不動産・医療に関しては検索数が増加。不安定な経済状況によって、将来への不安を感じる消費者が生活に直結するものを検索したと考えられます。

たとえば、着用機会が増えたマスクに関連するキーワードは増えており、「マスク 肌荒れ」の検索数は昨年の同時期に比べ約20倍になっています。

※1 出典:Withコロナ時代の美容トピックス -マスク編-|ヤフー・データソリューション

(2)Core web Vitalsの発表

SEO界隈で今年話題になったのはCore Web Vitalsの導入です。

Core Web Vitalsとは、ユーザー体験の向上を目的にランキングに新しく組み込まれた指標で、「ページの表示速度」「ユーザー操作への反応性」「視覚要素の安定性」をLCP(Largest Contentful Paint)、FID(First Input Delay)、CLS(Cumulative Layout Shift)という3つの数値として定義します。正式にランキング指標に組み込まれるのは2021年以降なので、今から対応しておくことが望ましいでしょう。

(3)VSEOがいよいよ本格化か

VSEOとはVideo Search Engine Optimizationの略で、主にYouTube内の検索結果や関連動画などに表示させるための対策を指します。VSEOは昔からある概念ですが、その重要性は年々高まっています。

ニールセンデジタルの動画視聴に関するレポートによると、2020年1~2月と3~4月を比較したところ、動画投稿アプリの月間平均利用時間が約59分増加。特に若年層においてはその傾向が顕著で、月に2時間40分も増加しています。

新型コロナウイルスの影響で、消費するデバイスやコンテンツが変化し、動画視聴の時間が増えたと言えます。企業は今までテキストで伝えていたメッセージを、動画や音声など、ターゲットのメディアに合わせて変える必要があります。

企業がおこなうべきSEO・コンテンツマーケティング

以上のような状況を踏まえて、企業がとるべき対策は以下の通りです。

(1)Withコロナこそコンテンツに投資

サイバー・コミュニケーションズがおこなったインターネット広告市場の調査によると、2019年上期と比較し、インターネット広告予算は61.5%減少。20.4%がキャンペーン費用が減ったと回答しています。徐々に景気が回復し元に戻る可能性も考えられますが、今のWithコロナの状況においては、コロナ終息後に備えてコンテンツに投資することが重要です。

人と対面する機会が減り、オンライン会議やオンライン面接が増えています。営業活動においてもヴァーチャルイベントやウェビナーの需要も高まっていくでしょう。

業務や営業活動がオンライン化していくなかで、コンテンツの整備は必須です。従来のイベントやカンファレンスへの投資は削減され、対面でおこなってたリードの獲得や営業が困難になります。

特にBtoB商材の場合は、意思決定に時間がかかるため、オンラインで商談をおこなう前の情報収集がキーになります。非対面での商談が多くなるからこそ、オンラインで発信する情報の正確性・信頼性がより重要になり、それらの情報をいかに低コストで顧客に届けるかがポイントになります。顧客に対する安心感を醸成するコンテンツを今のうちから仕込んでおくことで、他社に差をつけることができるでしょう。

(2)Core Web Vitalsはあくまで指標。引き続きコンテンツの中身が重要

Googleは「ユーザーはUXが優れてるサイトを好む」という調査結果から、UXを重要な指標であると明言し、従来のページ読み込み速度やモバイルフレンドリーに加えて、Core Web Vitalsを組み込むとされています。

しかし、UXが理想ではないサイトであったとしても、ユーザーにとって最高のコンテンツを持つページであれば上位に表示されるとも言っています。

あくまでもE-A-T(Expertise:専門性、Authoritativeness:権威性、Trustworthiness:信頼性)を重視する姿勢は変わらず、UXの重要度はその次となります。そのためE-A-Tが満たされていないサイトの場合は、まずはコンテンツの品質を満たすことに注力すべきです。

(3)Youtube SEOで重要なポイント

Youtubeに投稿した動画への流入は大きく分けて①検索②関連動画があります。約70%の視聴者がYoutube のアルゴリズムによって推奨された動画を視聴していると言われていますが、ハウツーなど今までテキストで検索していたものを、Youtube内で検索するユーザーは増えていくでしょう。成果を出すためには、Youtubeのアルゴリズムを理解したうえで関連動画に載せるための対策をとりつつ、自社で制作した動画を検索結果で表示させることが必要です。

まとめ

SEOの本質は、より多くの人に求められる高品質なコンテンツを提供することです。これはコロナ禍であっても変わりません。

コロナ禍における生活の変化を捉え、たとえばキャッシュレスや電子契約、テレワークなど消費者が関心を持つトピックを交えた有益なコンテンツを提供することで、企業に対する信頼感が増し、結果的に検索エンジンからも評価される可能性が高まります。

(参照)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が 世界の検索動向と消費者行動に与える影響
COVID-19の影響で、3-4月の若年層の「投稿動画」視聴時間が大幅増加~ニールセン、スマートフォンの動画アプリ利用状況を発表~ | ニュースリリース
新型コロナ禍における 2020 年上期インターネット広告市場動向 および 2020 年下期業種別出稿動

関連記事


SEO(検索エンジン最適化)


新型コロナウイルスによるデジタルメディアへの影響

コラム執筆

池田紳(いけだしん)

2011年入社。入社からSNSや広告周りの制作ディレクションを担当。大手鉄道会社のMA導入のプロジェクトマネジメントを担当後、2015年よりグループ会社のマイナースタジオへ出向。サービス企画・メディアの立ち上げ・コンテンツマネジメントなどを担当。