この度、当社社員が執筆した書籍「マーケティングオートメーション スペシャリストになるための教科書」が出版されました。出版を記念し、当社執筆メンバーと書籍の監修を担当いただいた株式会社新生銀行の松永さまが登壇するセミナーを開催しました。
セミナー内では、「この本売れると思う?」「管理者からみて、執筆メンバーをどう思っている?」「新生銀行から見てメンバーズのMAチームはどうですか?」といったぶっちゃけトークも…!
本コラムでは、講演内容をレポートします。またラストにはセミナー動画のご案内もいたしますので、セミナーを見逃した方はぜひご覧ください。
目次
・マイナビ出版さまから太鼓判!本書のポイント3つ
・現場・管理者・事業会社、3つの視点から語るMAスペシャリストについて
-MAスペシャリストになるまでの道のり
-「カップラーメンの重しにでもしてください」執筆者が語るその真意とは?
-メンバーズのMAチームってぶっちゃけどうですか?勇気を出して聞いてみた!
・動画セミナーのご案内
マイナビ出版さまから太鼓判!本書のポイント3つ
トークセッションの前に、本書の出版をご担当いただいたマイナビ出版の角竹さまから、本書の刊行に至った理由を3つあげていただきました。
①「MAスペシャリスト」という職種自体の面白さ
まずMAスペシャリストとは、事業会社とMAエンジニアの間に立ち、それぞれの専門領域を補いつつ意思疎通をはかる職種です。円滑なコミュニケーションを行うために、事業会社が考えるマーケティング領域とMAエンジニアが専門とするシステム・プログラミング領域の双方の知識が必要となります。
こういったひとつの領域に関する知識だけでなく、複数の領域スキルが同時に求められる職種は、他にはあまりないという点から一つ目のポイントにあげていただきました。
②「MAスペシャリスト」の新しさ
MAスペシャリストというワードを初めて知ったという方も多いのでは?
MA自体は7年ほど前からありますが、市場の成長と共に「MAスペシャリスト」という新しい役割ができました。こういった職種があるということを、まずは知っていただくという読み方もできるかと解説いただきました。
③「MAスペシャリスト」は不足している
MAスペシャリストは、専門性が高く新しい職種であるがゆえ、人材不足という課題があります。自分で勉強しよう・社内で育成しようと思っても、育成環境が十分に整っていないという状況も刊行に至った理由の一つと語っていただきました。
このような3点から、MAチームが蓄積してきた知見を多くの人に知っていただくためには「本の出番だ!」と出版企画がスタートしました。これから勉強したい方や育成方法を模索する管理者に役立つ1冊となっています。
現場・管理者・事業会社、3つの視点から語るMAスペシャリストについて
いよいよ当社執筆メンバーと新生銀行 松永さまのトークセッションです。セッションでは、以下の内容を伺いました。その中から、★印のついたセッションについてご紹介します。
・MAとは何か
★MAスペシャリストになるまでの道のり
・管理者視点で、MAスペシャリストを育成するためのポイント
・1つのチームに社員・パートナーがいることで困った点
★MAスペシャリストとしてこの本をどう活用してもらいたい?
★ぶっちゃけトーク(①この本売れると思う?②管理者から見た本音。執筆メンバーをぶっちゃけどう思っている?③理想のパートナーとは?メンバーズ MAチームをどう見ているか?)
・本書を通じて築きたい世界
MAスペシャリストになるまでの道のり
今回登壇した執筆メンバー3名は、MA業務の中でも「シナリオ設計」「シナリオ実装・運用」「解析関連ツールの導入・分析」と担当領域が異なります。それぞれの業務内容と共に苦労した点を聞いてみました。
・シナリオ設計
シナリオ設計をつくる場合、誰に・どのタイミングで・どのチャネルを使って・何の情報を配信するのかといった分岐図を書くだけではなく、「どういったデータが使えるのか」を把握していないと机上の空論になってしまうこともあるようです。
また、数あるデータの中からセグメント・ターゲット・トリガーを決める際も「本当にこれでよいのか」と悩むことが多かったといいます。しかし、事業会社と協議することで、より費用対効果の高いシナリオを設計することが出来たと振り返っていました。
・解析関連ツールの導入・分析
解析ツールにまつわる業務では、解析ツールだけでなくMAツールの特性・シナリオの内容・事業会社のビジネスを正しく理解したうえで、どういった数字を追っていくべきなのか決めていきます。また、数ある施策の中で、優先すべき施策を可視化できるように環境を整えて、実際の数値進捗も追っていきます。解析ツール以外の情報もキャッチアップすることは大変ですが、その分施策進捗がわかる有意義なデータを出すことが出来ると語っていました。
「カップラーメンの重しにでもしてください」執筆者が語るその真意とは?
執筆メンバーに「本書をどう活用してもらいたいか?」と聞いたところ、「カップラーメンの重しにでもしてください」とまさかの回答が!
というのも、MA業務のなかには考えなければならないことが多く、「これで本当にいいのかな?」と立ち止まることもあるそうです。そんな時のために、時にはカップラーメンの重しに使うほど身近に置いていただき、「そういえばあの本に書いてあったな」と思い出して読んでほしいと語っていました。
導入から運用までの広範囲が網羅された1冊になっているので、一度に吸収しようとせず必要な時に読み返す教科書として考えていただければと思います!
メンバーズのMAチームってぶっちゃけどうですか?勇気を出して聞いてみた!
新生銀行さまのMA支援をスタートした当時は、メンバーズ内のMAに関する知見がまだ少なく、支援を通じて多くのことを学ばせていただきました。せっかくの機会なので、新生銀行 松永さまに「メンバーズは理想のパートナーになれていますか?」と伺ってみました。
すると、「なってきていますね」との回答が。これには、当社の新生銀行MAチームメンバーからも思わず笑みがこぼれました。
「これまで、MAに必要なスキルと一緒に探し・学んできました。たとえメンバーズにない知見でも、少しずつ経験・知見を増やしていただいており、どんどん理想のパートナーになっていますね。」とお言葉をいただきました。
セミナーに参加できなかった方必見!動画セミナーのご案内
セミナーへ参加できなかった方やもう一度聞きたいという方のために、動画セミナーをご用意しております。本コラムでは、紹介しきれなかったパートもご覧いただけます。
動画セミナーページはこちら
メンバーズでは、MAスペシャリスト、MAエンジニア、コンテンツ制作担当者のリソースで組織された「専任チーム」が、あたかも内製のようにクライアントと一体になってマーケティングオートメーションの運用を最適化する「運用のメンバーズ」ならではのサービスを提供しています。
ご興味のある方はお問い合わせください。
マーケティングオートメーションに関するサービス詳細はこちら
サービスに関するお問い合わせはこちら
当社社員が執筆した書籍「マーケティングオートメーション スペシャリストになるための教科書」が発売されました!
この度、企業のマーケティングオートメーション導入・運用支援を行う当社社員による書籍が2020年8月13日に発売されました。
マーケティングオートメーションを学ぶ人に向けて、基本事項から丁寧に、図版も多用して解説した「教科書」となっております!
こちらのコラムより、書籍の中身を一部公開していますので、ぜひご覧ください。
マーケティングオートメーション スペシャリストになるための教科書
他にもマーケティングオートメーションに関するコンテンツを用意しております。
いずれも無料でご覧いただけますので、ぜひご活用ください。
<動画セミナー>
導入や運用時に抑えておくべきポイントをまとめた下記の4点セットをご覧いただける初級講座です。
・動画セミナー:「データ連携によるMAシナリオ活用」(視聴時間:15分)
・資料①:大企業のMA活用講座
・資料②:なぜ、マーケティングオートメーションは、運用フェーズでつまずくのか。
・資料③:MAの黒字化を考える~新生銀行・SMBC信託銀行・JCBパネルディスカッション~
<資料ダウンロード>個別の資料ダウンロードもいただけます。
MAツールを導入しただけではビジネス成果につながるマーケティング活用までの道のりは遠く、あるべきツール活用に関してお悩みの声も耳にします。なぜ大企業のMAツール活用は上手くいかないのか、具体的な事例と活用のポイントをご紹介します。
なぜ、マーケティングオートメーションは、運用フェーズでつまずくのか。
他社とは一線を画す、マーケティングオートメーションの運用を最適化する「運用のメンバーズ」ならではのMA運用を成功に導く確かな方法論と運用業務メソッドについて、某大手金融機関での実践事例に基づき、導入時に抑えておくべきポイントや運用業務の秘密に迫ります。
<セミナーレポート>
【セミナーレポート】MAの黒字化を考える ~新生銀行・SMBC信託銀行・JCBパネルディスカッション~ #01
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▼セミナー資料もダウンロードいただけます
MAの黒字化を考える~新生銀行・SMBC信託銀行・JCBパネルディスカッション~
【セミナーレポート】MA(マーケティングオートメーション)の落とし穴から見えるMAの正しい使い方、考え方
メンバーズのマーケティング・コンサルタントが、MA導入~運用で陥りやすい落とし穴と、それらを理解した上でどのようにMAを使っていくべきか、リアルな現場体験談を交えながら解説したセミナーのレポートです。
鈴木 萌果
2015年入社。ソーシャルメディア運用・広告ディレクション業務を経験し、現在はEMC推進室 広報・マーケティンググループに所属。メンバーズのサービス・取り組みを伝えるべく、ライティングスキルを磨き中!
カテゴリ: MA
2020年09月04日