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【セミナーレポート】SDGsとビジネス事例:三井住友カード・横河電機・みずほ銀行

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この度、日本のSDGs第一人者である水野 雅弘氏と当社 執行役員の原 裕が執筆した書籍「SDGsが生み出す未来のビジネス」が出版されました。出版を記念し、SDGsとビジネスをつなげた施策を実施している三井住友カードさま・横河電機さま・みずほ銀行さまをお招きしてセミナーを開催しました。

本コラムでは、講演内容と資料を一部展開していますので、ぜひご覧ください。

目次

●なぜ書籍を出版したのか?
●SDGsとビジネスをつなぐためのフレームワーク
●事例①:三井住友カードのタッチハッピープロジェクト
●事例②:横河電機のパーパス経営
●事例③:みずほ銀行の不正送金被害ゼロプロジェクト
●セミナーに参加できなかった方必見!動画セミナーのご案内

 

なぜ書籍を出版したのか?

各社のSDGs×ビジネス事例に入る前に、書籍についてご紹介します。

「このままの生活水準で地球資源を追加続けたら、2030年には地球が2つ必要になる」と言われており、2030年までに持続可能な社会を目指すためにうまれた世界共通目標が「SDGs(Sustainable Development Goals)」です。

SDGsへの取り組みは、政府だけではなく、企業にも広がっています。そして、ビジネスを通じて社会課題の解決に取り組んだ結果、マーケティング成果が向上した事例も増えつつあります。

一方で、「SDGsにどのように取り組めばいいの?」とお悩みの声も耳にします。世界中にある社会課題を、ビジネスやマーケティングでいかに解決できるのか。多くの方へのヒントになるよう、SDGs×ビジネスの事例55件をもとに専門用語を使わずやさしく解説した書籍を出版しました。

 

SDGsとビジネスをつなぐためのフレームワーク

書籍で紹介しているSDGsとビジネスをつなぐためのフレームワークについて、簡単にご説明します。

縦軸である「ビジネスの成長」は、従来の「マーケティングの4P」だけではなく持続可能な開発のキーワードである「5P」を組み込みました。

横軸の「社会課題解決」は、従来はCSRの取り組みが多かったですが、マーケティングの要素である「4P」を組み込み、より発展性をもたせました。双方が互いのPを取り入れることで、CSVの考えである社会もビジネスも持続可能な世界につながります。

 

具体的には、このようなマトリクスとなります。「何のためにやるのか」という存在意義がなければ消費者から指示されないという意味で、「パーパス」をベースに置いています

そして、4Pと5Pをかけあわせてマトリクスにしています。

SDGsとビジネスをどのようにつなげればよいか悩んでいる方には、このフレームワークにご自身の事業をかけあわせて考えていただくと、気づきとヒント・取り組むべき方向性が見えてくると思います。

 

事例①:三井住友カードのタッチハッピープロジェクト

三井住友カードが取り組む「タッチハッピープロジェクト」とは、Visaのタッチ決済もしくは三井住友カードの公式SNSアカウントの該当投稿のシェアの件数に応じて、社会貢献団体に寄付するコーズ・リレーテッド・マーケティング を取り入れたプロジェクトです。

プロジェクトを通じて、タッチ決済を利用いただくことで、カードの受け渡しがなくなるため、消費者・お店双方に「簡単に速く決済できる」という体験価値を提供できます。また、消費者側はカード番号・名前が見られない、お店側は顔を背けずに目を見て接客ができるといった、従来のカード決済時にあった潜在的な不満を解消できるメリットもあります。

共創パートナーとしては、第1回目はフードバンク活動を行う「セカンドハーベスト・ジャパン」に寄付を行い、3か月間で2万食以上の支援をすることができました。第2回目では、病児保育支援を行う「フローレンス」への支援を2020年9月30日まで実施中です。

プロジェクトについて分かりやすい動画もございます。https://www.youtube.com/watch?v=cEY8QFZxTrI

 

本事例を「SDGsとビジネスをつなぐためのフレームワーク」に当てはめると下記のようになります。

 

セミナーでは、三井住友カードさま・メンバーズに加えて、共創パートナーであるセカンドハーベスト・ジャパンさまにもご登壇いただきました。

・キャッシュレス決済の普及というビジネス課題をCSVで解決しようとおもった背景

・従来のCSRの取り組みとは異なりCSVを実施して良かった点

 ・NPO法人として、企業とCSVマーケティングを共創するメリット

などのお話は、動画セミナーにてご覧いただけます。

 

事例②:横河電機のパーパス経営

SDGsとビジネスをつなぐためのフレームワークとして、パーパスが重要であるとお伝えしましたが、パーパス経営に成功している企業のひとつに横河電機があげられます。

創業の精神に基づき、社会貢献をパーパスとした企業理念が1980年代に制定され、現代においても多くの社員に浸透しています。

2000年代にCSRの専任部署を設立するなど、長年サステナビリティへの取り組みを実施してきました。現在は、2050年に向けたサステナビリティ目標「Three goals」が設定され、「Net-zero emissions:気候変動への対応」「Well-being:すべての人の豊かな生活」「Circular economy:資源循環と効率化」に対する具体的な数値目標がトップダウンでおりています。

<中期目標>
・CO2排出抑制貢献量:10億トン(2018-2030年度累計)
・安全・健康価値創出額:1兆円(2030年度)
・資源効率改善額:1兆円(2030年度)

 

本事例を「SDGsとビジネスをつなぐためのフレームワーク」に当てはめると下記のようになります。

・パーパスが生まれるまでの背景

・グローバル企業においてパーパスがどのように浸透したのか

・トップダウンでサステナビリティ目標がおろされることのメリット

・サステナビリティ目標「Three goals」の達成に向けた具体的な事例

などのお話は、動画セミナーにてご覧いただけます。

 

事例③:みずほ銀行の不正送金被害ゼロプロジェクト

みずほ銀行では、従来からお客さまの不正送金被害をなくすことを目的にワンタイムパスワードの普及に取り組んできました。更にワンタイムパスワードを普及させたいというご相談がメンバーズに寄せられ、本プロジェクトを支援しました。

みずほ銀行さまとワークショップを実施し、「なぜみずほ銀行がワンタイムパスワードを普及するのか」という議論を通じて、「お客さまと社会の安心・安全のために普及したい」という話にたどり着きました。しかし、不正送金の使い道を調べたところ、そのひとつとして「テロ・紛争」という目指すものと真逆の世界に利用されていることが分かりました。

そこで、「アクセプトインターナショナル」というテロと紛争の解決を目指すNPO法人とタッグを組み、ワンタイムパスワードの申込数が1万件を達成したら、「脱過激化・積極的社会事業プログラム」の開発資金として元兵士等の社会復帰のために100万円の寄付を行うプロジェクトを実施しました。

 

本事例を「SDGsとビジネスをつなぐためのフレームワーク」に当てはめると下記のようになります。

 

従来型訴求と比較すると、約28倍のワンタイムパスワードの申込数となり、高いマーケティング成果を創出しました。

 

・なぜCSVマーケティングを取り入れることになったのか

・プロジェクト実施にあたっての苦労したこと

・本プロジェクトが成功したポイント

・社内調整などの裏話

などのお話は、 動画セミナーにてご覧いただけます。

 

 

セミナーに参加できなかった方必見!動画セミナーのご案内

セミナーへ参加できなかった方やもう一度聞きたいという方のために、動画セミナーをご用意しております。ぜひご覧ください。

動画セミナーはこちら

著者のふたりが語る「SDGsとビジネスを繋げるヒント」について、下記のセミナーレポートにてご紹介しています。こちらも合わせてご覧ください。

【セミナーレポート】書籍出版記念セミナー・SDGsとビジネスを繋げるヒントとは

 

ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。

本コラムをご覧いただいた皆さまにとってのヒントとなれば幸いです。講演に関する質問やご相談などは下記フォームから承っております。

 

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■セミナーレポート執筆■
鈴木 萌果
2015年入社。ソーシャルメディア運用・広告のディレクション業務を経験し、現在は広報・マーケティング担当として奮闘中。メンバーズのサービス・取り組みを伝えるべく、ライティングスキルを磨いています!

カテゴリ: CSV, SDGs
2020年08月21日