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MA担当者へのおすすめ本!「マーケティングオートメーション スペシャリストになるための教科書」をご紹介

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これからマーケティングオートメーション(MA)に携わる方におすすめしたいのが、「マーケティングオートメーション スペシャリストになるための教科書」です。

当社社員が執筆した書籍で、マーケティングオートメーションを導入・運用していくために必要なスキルや考え方を学ぶための内容となっております。(MAのシステム導入やシステム保守に関する内容ではないのでご了承ください。)

企業のマーケティングオートメーションの導入や運用を多数行ってきた当社のノウハウが詰め込まれた1冊となっています。

本コラムでは、書籍の「Chapter2 MAスペシャリストの定義と業務領域」を特別に公開いたします。

 

※本書でいう「MAスペシャリスト」とは、マーケティングオートメーションをめぐって、「マーケティング領域」と「システム・プログラミング領域」をつなぎ、MAの円滑な導入・運用を行う役割を担う人を示しています。

 

(以下、書籍引用)

MAスペシャリストの業務領域

MA業務の流れと役割

MA業務の一連の流れにそって各業務の概要を把握し、事業会社の担当者、MAスペシャリスト、MAエンジニアがどのような役割を担っているか理解しましょう。

 

導入フェーズ

①MAツール導入

事業会社が主体となり、実現したい施策要望に基づくMAツールを選定します。MAスペシャリストは実現可否やツール仕様説明、支援範囲の取り決めなどをサポートします。導入決定後は、初期設定としてセキュリティやアクセス権限、役割(ロール)などの環境構築、顧客管理システムからMAツールへのデータ連携、連携データから配信対象者を抽出・更新するデータ処理をMAエンジニアと共に行います。外部チャネルがあればMAツールから配信指示を行うチャネル連携も実施します。

◆注意点

・MAツールを導入する目的が不明確なまま進めると、MAエンジ二アから効果的なサポートを得られません。導入後の施策ロードマップやKGI・KPIの策定、実現したい施策概要が検討されていることを確認しましょう。

・顧客管理システムからMAツールへのデータ連携構築では、データ定義やデータ更新頻度の確認、伝達にミスがないよう、事業会社のシステム部門の顧客管理システム担当にプロジェクトに参加してもらいましょう。

 

要件定義・プランニングフェーズ

②シナリオプランニング

施策の目的や対象は、事業会社のマーケティング担当者が事業方針や顧客戦略に即して検討します。MAスペシャリストは対象者のセグメント・ターゲットの整理をサポートし、MAエンジニアと連携、ターゲットのボリュームなどを確認、シナリオ施策の優先度を助言します。シナリオ成果を見極めるため、KGI・KPIの計測方法を精査します。

◆注意点

・事業会社が求める成果実現のために、施策によりターゲットがどのように変化するのかなどシナリオ目的の具体的な認識を共有しましょう。

・複数のシナリオ構築を同時に進行することが難しい場合、成果が見込めるボリュームの大きいターゲットに対する施策から開始するよう助言しましょう。

 

③データ要件定義

MAスペシャリストが主体となり事業会社が保有するデータベースやデータ項目を整理します。施策に必要なデータ抽出設計やシナリオに含まれるデータ設計をMAエンジニアに連携します。

◆注意点

・事業会社が保有するデータの整理では、項目名のみではなくデータ種別やデータの長さなど詳細情報を確認、記載することで、MAエンジニアが誤認なく実装を進められるようにします。

・設計詳細を事業会社に説明し承認を得るために、データ抽出の処理手順やデータ条件を具体的に記載した説明資料を準備しておくとスムーズです。

 

設計・実装フェーズ

④データマネジメント

MAスペシャリストとMAエンジニアが主体となり、データ要件定義で定めた内容の実現可否を確認します。MAスペシャリストは、施策ターゲットや配信コンテンツ、シナリオで使用するデータの実装可否をMAエンジニアに依頼し、結果を確認の上、事業会社によるツール設定開始の承認を得ます。

◆注意点

・本番開始直前で施策ターゲット数やコンテンツにズレがあるとスケジュールに遅延が発生する可能性があるため、本フェーズで細大もらさず確認しましょう。

・些細なことでも要件と異なる場合(例えば、施策ターゲット数の件数が毎日異なるなど)は、発見したタイミングで事業会社に報告し、影響有無を確認しましょう。

 

⑤コンテンツ設計

事業会社がコンテンツ企画、ライティング/デザイン、審査を進めた上で、MAスペシャリストが主体となりMAツールでコンテンツを表現するためのデータ作成や設定をMAエンジニアと共に進めます。

◆注意点

・コンテンツを動的に表現する場合、時には数十パターンの表示確認を行う必要があります。表現のロジックに基づき、全パターンの確認が必要か、主要パターンのみでよいか、確認結果の証跡については事前に事業会社の承認を得ましょう。

 

⑥ツール設定

MAエンジニアが主体となり、設計をMAツールへ実装します。MAスペシャリストは、MAエンジニアが実装した設定内容を確認し、事前に定めた設計内容、シナリオ要件と相違がないか確認を行います。

◆注意点

・設定の正誤を確認するには、MAツールの仕様理解やデータ処理に使用したプログラミング言語(SQLやJavaScriptなど)について、ある程度の知識を身につけておく必要があります。

 

⑦開始に向けた準備

MAスペシャリストが主体となりテスト準備を行い、事業会社と共に最終確認します。MAスペシャリストは、データ抽出、コンテンツ、シナリオにおいて抜け漏れが発生しないようテスト確認項目を整理した設計書を作成します。テスト結果検証後、リリース準備・開始処理を行い、シナリオを開始します。

◆注意点

・テスト配信設計書について事業会社に説明し、想定外のテスト漏れがないか両者で確認しましょう。

・リリース後もデータ抽出処置、配信コンテンツ、シナリオについて異常がないか確認します。少なくとも開始1週間は毎日確認し、事業会社に結果を報告します。以降は異常発生時の対応体制を整え、迅速に対応できるようにします。

 

計測・改善フェーズ

⑧レポート集計

MAスペシャリストが主体となり、施策の反応データを効率的に取得し、比較・分析するためのレポートフォーマットを事業会社とともに検討し作成します。また各施策で自動処理しているデータ抽出状況、配信状況にエラーが発生していないか確認し、定期的にメンテナンスします。

◆注意点

・レポートフォーマットは担当者が変更になっても更新できるようシンプルに作成しましょう。複雑な関数を組み込んだりすると施策変更の際に更新できなくなることがあります。

・MAツールのメンテナンスは、日々の配信結果確認のほか、ツール会社からのアップデート情報やメンテナンス通知を逐一確認することが重要です。施策に影響がある機能や障害があれば、ツール会社に詳細を問い合わせ事業会社に共有するようにしましょう。

 

⑨データ分析・インサイト発見

まず事業会社が主体となりKGI・KPIを定点観測します。MAスペシャリストは事業会社をサポートし、数値の変化を観察します。シナリオ改善のための現状のボトルネック調査では、事業会社とMAスペシャリストが協力して分析要件を決めます。計測用のデータ加工が必要な場合はMAエンジニアに依頼をします。

◆注意点

・効果の是非を判断するには、日常的に数値の変化を体感し、数値の背景にあるビジネスの変化や顧客の動きを理解することが必要です。

・計測用のデータ加工を追加する際は、利用頻度に応じた汎用性を持たせるか検討します。複数の施策効果測定で同じデータ加工が必要であれば共通して利用できるよう、MAエンジニアに指示します。

 

⑩改善運用

事業会社とMAスペシャリストが協力し、データ分析で導かれたインサイトに基づき改善策を立案します。既存施策の売上を10%引き上げるなどの目標を決め、シナリオ、データ、コンテンツ全体の改善を設計し、追加の実装をMAエンジニアに指示します。改善・実行は常に必要とされるため、短期間かつ効率的に実行する体制作りが大切です。

◆注意点

・改善サイクル実施において、想定外の遅延やスタックが発生しないよう、多数の関係者の担当作業や意思決定スピードを考慮してスケジュールを立てます。

・途中で担当者が変わっても運用・改善が滞らない仕組み、ノウハウ蓄積が重要になります。

 

 

書籍「マーケティングオートメーション スペシャリストになるための教科書」の続きが気になるという方はぜひお手に取っていただければ幸いです。

 

基本事項から丁寧に、図版も多用して解説しているので、マーケティングオートメーションについて勉強し始めた方にも読みやすい1冊となっております。また、現場での経験から分かる「注意点」も多く掲載していますので、実践にも役立ちます。

マーケティングオートメーション スペシャリストになるための教科書

2020年8月13日発売(現在、amazonにてご購入いただけます)

 

メンバーズの提供するマーケティングオートメーションサービスとは

書籍の一部をご紹介いたしましたが、マーケティングオートメーションに関する業務領域を知ることが出来ましたでしょうか?

上記で紹介した通り、マーケティングオートメーションは「導入フェーズ」だけではなく、その後のフェーズもしっかり対応することで効果が見込めます。

メンバーズでは、MAスペシャリスト、MAエンジニア、コンテンツ制作担当者のリソースで組織された「専任チーム」が、あたかも内製のようにクライアントと一体になってマーケティングオートメーションの運用を最適化する「運用のメンバーズ」ならではのサービスを提供しています。

ご興味のある方はお問い合わせください。

マーケティングオートメーションに関するサービス詳細はこちら

サービスに関するお問い合わせはこちら

 

他にもマーケティングオートメーションに関するコンテンツを用意しております。

いずれも無料でご覧いただけますので、ぜひご活用ください。

<動画セミナー>

【視聴無料】マーケティングオートメーション初級講座

導入や運用時に抑えておくべきポイントをまとめた下記の4点セットをご覧いただける初級講座です。

・動画セミナー:「データ連携によるMAシナリオ活用」(視聴時間:15分)

・資料①:大企業のMA活用講座

・資料②:なぜ、マーケティングオートメーションは、運用フェーズでつまずくのか。

・資料③:MAの黒字化を考える~新生銀行・SMBC信託銀行・JCBパネルディスカッション~

 

<資料ダウンロード>個別の資料ダウンロードもいただけます。

大企業のMA活用講座

MAツールを導入しただけではビジネス成果につながるマーケティング活用までの道のりは遠く、あるべきツール活用に関してお悩みの声も耳にします。なぜ大企業のMAツール活用は上手くいかないのか、具体的な事例と活用のポイントをご紹介します。

 

なぜ、マーケティングオートメーションは、運用フェーズでつまずくのか。

他社とは一線を画す、マーケティングオートメーションの運用を最適化する「運用のメンバーズ」ならではのMA運用を成功に導く確かな方法論と運用業務メソッドについて、某大手金融機関での実践事例に基づき、導入時に抑えておくべきポイントや運用業務の秘密に迫ります。

 

<セミナーレポート>

【セミナーレポート】MAの黒字化を考える ~新生銀行・SMBC信託銀行・JCBパネルディスカッション~ #01

既にMAを導入する3社が、実際にどのようにMAを活用しているかを語り合うパネルディスカッションのセミナーレポートです。

▼セミナー資料もダウンロードいただけます

MAの黒字化を考える~新生銀行・SMBC信託銀行・JCBパネルディスカッション~

 

【セミナーレポート】MA(マーケティングオートメーション)の落とし穴から見えるMAの正しい使い方、考え方

メンバーズのマーケティング・コンサルタントが、MA導入~運用で陥りやすい落とし穴と、それらを理解した上でどのようにMAを使っていくべきか、リアルな現場体験談を交えながら解説したセミナーのレポートです。

 

■コラム執筆■
鈴木 萌果
2015年入社。ソーシャルメディア運用・広告ディレクション業務を経験し、現在はEMC推進室 広報・マーケティンググループに所属。メンバーズのサービス・取り組みを伝えるべく、ライティングスキルを磨き中!

カテゴリ: MA
2020年08月11日