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リモート時代のSNSトレンド<ARエフェクト>をプロモーションに活用しよう

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新型コロナウィルスによって、経済全体にネガティブな影響がある一方、
オンラインでのコミュニケーションやショッピングの需要が増え、ARのさらなる活用が見込まれます。
今回は前編と後編の2回に分けて、ARの企業プロモーション活用事例の紹介とInstagramで使える超簡単なARエフェクトの作り方をご紹介します。

前編:ARの市場規模/企業プロモーション活用事例
後編:ARエフェクトの作り方

 

 

■ARとは拡張現実 AR/VR/MR/SRまとめてXR

ARとは「Augmented Reality(アグメンティッド・リアリティ)」の略で、「拡張現実」と訳されます。実在する風景、人などにバーチャルの視覚情報を重ねて表示させることで目の前にある現実を”拡張”するというものです。また、ARとセットで語られることの多いVRは「Virtual Reality(バーチャル・リアリティ)」の略で「仮想現実」と訳されます。こちらは、非現実の世界をあたかも現実のように感じさせるものであり、ARと比べてよりバーチャル世界への没入度が高いものといえます。

最近ではARとVRを複合したMR「Mixed Reality(ミックスド・リアリティ)」(複合現実)や、現在の現実空間とよく似た過去の映像を見せ、それを現在起きている現実のように感じさせるSR「Substitutional Reality(サブスティチュート・リアリティ)」(代替現実)というものもあり、それらを総じてXR技術と呼ばれています。

なかでもARはモバイルで簡単に利用できるサービスも多く、XRのなかでも手軽で親しみやすいテクノロジーです。

 

■ARの市場規模は2024年までに約650億ドルの利益

VR元年といわれた2016年以降、社会現象にもなったゲームアプリ「ポケモンGO」や、人気のカメラアプリ「SNOW」や「Snapchat」などARの技術を使ったアプリが続々と登場しました。さらに2020年3月から、「5G」の商用化がスタート。回線速度の向上により、さらにAR/VRの普及が加速するといわれています。すでに建設業界、インテリア業界、コスメ業界などさまざまな業界でARの導入が進んでおり、AR/VRを活用した新しい購買・コミュニケーション体験ができるなど、今後のさらなる活用が見込まれています。

AR/VRやモバイル分野を中心に調査・投資を行うDigi-Capitaの調査によると、AR//VR市場は2024年までに約650億ドルの収益に達すると予想されています。(2019年は9億件、80億ドル超)
参考:https://www.digi-capital.com/news/2020/04/how-covid-19-change-ar-vr-future/

 

■ARはSNSとの相性抜群

特にInstagramのストーリーズ機能においては、「盛れる」「おしゃれ」「かわいい」「おもしろい」をARエフェクトによって叶えることができ、相性がよいです。
Instagramではストーリーズで使える多くのARエフェクトが公開されており、Youtubeで「Instagram エフェクト」と検索すると、おすすめARエフェクト・フィルターの紹介動画が数多くヒットし需要が高いことがわかります。

 

 

 

■企業によるInstagram ARエフェクトの活用事例

Instagramはユーザー数の多さや今後の成長も期待されるサービスであるため、企業がARエフェクトをマーケティングツールとして活用する機会も増えてきました。

メルセデス・ベンツ

https://www.instagram.com/mercedesbenz/

自動車メーカー「メルセデス・ベンツ」は現在、6種類のARエフェクトを公開しています。
特徴的なのはレーシングカー載っているような体験ができるエフェクト。
各アカウントが公開しているエフェクトはプロフィールの顔のマークからチェックすることができます。

 

ELLE Japan

https://www.instagram.com/ellejapan/

雑誌「ELLE Japan」では2019年に創刊30周年を記念したARエフェクトを公開しています。雑誌主催の女性限定イベントで、多くの有名モデルたちがこちらのエフェクトを使用しました。フォロワーの多いインフルエンサーがエフェクトを使用すれば高いプロモーション効果が見込まれます。

参考:https://arcamera.jp/news/works_elle30th/

 

他にもさまざまな企業アカウントでARエフェクトを使ったプロモーション事例があります。

 

■企業がARエフェクトを活用するメリット

企業アカウントがARエフェクトを活用するメリットとしては以下の3つが考えられます。

①利用から投稿までのハードルが低い

自社でオリジナルのARアプリを作成してダウロードしてもらうのに比べ、国内3.300万人のアクティブユーザーがいるInstagramであれば、ARエフェクトを使用するまでのハードルがかなりさがります。投稿も簡単にできるため、拡散されれば多くのリーチが期待できます。

②低コストではじめられる

InstagramにおけるARエフェクトの開発はFacebook社が提供する「SparkAR」という無料のソフトウェアを使用します。さらに保守費用も必要ないため、専用のアプリ開発に比べると、圧倒的にコストを抑えたコンテンツ制作が可能です。

③購入前のトライアルで販促効果が期待できる

新型コロナウィルスの影響でなかなか買い物にもいけない状況の中、コスメやアパレル商品は、実際に試して見ないとなかなか購入に至れないという問題もあります。
ARエフェクトを利用して、商品のトライアルをする事ができれば販促の効果も期待できます。

 

市場規模の拡大も見込まれる中、ARエフェクトの活用はさらに注目を集めるのではないでしょうか。
次回のコラムでは、SparkARを使った簡単なARエフェクトの作り方を紹介いたします。

 

 

コラム執筆

山田舞優

第2ビジネスグループ第2ビジネスユニット所属