先日、日本初上陸のプロトタイピングツール『Noodl』の体験に行ってきたので紹介させていただきます!

画像:PR TIMES 「北欧発のノンプログラミングIoT・API連携プロトタイピングツール「Noodl」が日本初上陸」
目次
1.Noodlについて
2.プロトタイピングについて
3.使ってみた
1.Noodlについて
Noodlとは
Noodlは、エンジニア/プログラマではなくてもIoTやアプリなどのUI/UXプロトタイピングが簡単にできるツールです。
ビジュアルデザイン、ダイナミックデータ、IoT・センサーなどを同一プラットフォーム上で連携できるため、
デザイナー・エンジニア・クライアントの間にできる視点や知識の違いによるコミュニケーションの壁を壊し、
アジャイルな開発プロセスをより加速します。
Noodlの機能
- UI/UXのビジュアルデザイン
- コーディング不要
- API、リアルデータ連携可
- IoT(マイコン接続)も可能
- ウェブアプリケーションまたはハイブリッドアプリとしてデプロイ可能
出典:PR TIMES 「北欧発のノンプログラミングIoT・API連携プロトタイピングツール「Noodl」が日本初上陸」
NoodlはTOPPというスウェーデンのデザインスタジオが、
デザインプロセスにおいて生まれた自分たちのニーズから開発したツールだそうです。
TOPPはインタラクションデザイナ、UX調査員、モーションデザイナ、デザインテクノロジスト…など30人ほどのスタッフを抱えており、航空系から、車から、電話端末などいろんな企業と仕事をしています。
そして、何かを作るときには必ずプロトタイプを作成して、できる限り早くたくさん開発とテストを繰り返すそうです。
(従来の「リサーチ→企画・UXデザイン→グラフィック・UI→開発…」と順番に進んでいくようなやり方ではなく、UXリサーチャ/UXデザイナ/UIデザイナ/…全員がヨーイドン!で並行して進めるんだとか)
大切なのは『 Think / Do 』(考えて、実行する)思想
だそうです。
2.プロトタイピングについて
・違う職種間の共通言語がない
エンジニア→どうやって実現させよう
デザイナ→どんなプロダクトにしよう
└ 職種が違うと考えていることが全然違ったりしますが、Noodlは職種が違う人が協働できる橋渡しのような役割を果たせるそうです
・いいプロトタイプの条件とは
└ 表現に富んでいる
└ 何が大事かが伝わる
└ 創造力を加速させる
・デザインシンキングのプロセス
顧客の課題発見⇆アイディア発想⇆プロトタイピング
これを高速で回すことでアイデアを手早く実現し、ブラッシュアップしていくことができます。データ連携が手軽にできるNoodlは、かなり実際のプロダクトに近いものを触りながら考えることができるという点で有効なツールとなります。
3.使ってみた
- 株式会社tensorXさんというデザインコンサル会社が日本でのNoodl普及活動をしており、下記からダウンロードでき日本語のチュートリアルも用意してあります
https://tensorx.co.jp/noodl-jp/
- 上の動画はLED(左下)接続をして作成したスマホUI(右上)でコントロールをするところです。UI上で押したボタンの色にLEDの色が変わります。Microsoft Azureを利用して音声認識でコントロールすることもできました
- Nodeというすでにプログラムが組み込まれている箱を積み上げてつくっていくので、プログラミングをしたことのないズブの素人でも扱えました
- UI作成という面ではSketchやXDの方が圧倒的に強いと感じましたが、別のツールでUIを作ってNoodlに読み込んで動かすみたいなことはやりやすそうでした
まだまだ日本には上陸したばかりで日本語の情報も少ないようですが、今後アツいツールになってゆくのではないでしょうか。
コラム執筆
宮町 志織(みやまち しおり)
2018年4月入社。
ECサイトの運用を経て、現在はモバイルアプリのUIデザイナーとして日々勉強中。
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