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サービスストラクチャー(プロトタイプ)

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※この記事はnoteからの転記です。

良いサービスをデザインするにあたり、何を作るべきか?

まず前提として、出てきたアイデアがそのまま良いサービスになることは無いと考えています。ピボットを繰り返し、成功するまでトライアンドエラーを繰り返す必要があります。ではどのポイントに軸足をおいて、ピボットをしていけるか?試行錯誤した結果、コンセプト、ビジョン、パーパスと変わっていきました。

そして出来上がったのがサービスのストラクチャーでした。

パーパス 私はこうしたい
ビジョン (こうした結果)こんな世界にしたい
コンセプト(こんな世界は)こんな方向性で作りたい
体験   (こんな方向性は)具体的にこんな体験となる
手段   (こんな体験は)○○で実現する

現在は、ビジョンに軸足として、以下をピボット対象とします。

これを私たちのチームではサービスストラクチャー(プロトタイプ)としています。ちなみに(プロトタイプ)としたのは、今後も変わっていくことが可能性としてあるためです。

それぞれがどのようなものかをざっとみてみます。
※学術的な解説ではなく、筆者の個人的な見解です。

パーパス
「私はこうしたい」という衝動にも似た妄想とも言えるものです。
個人的なもので、熱意を持てるもの、なぜと聞かれてもわからないようなもの。「なぜそれをしたいんですか?」の問いに対して、自身の経験や体験としての原風景が語られるのが望ましいと考えます。

ビジョン
その人らしい、「こんな世界になったら良いと思いませんか?」を表します。パーパスが「個人的な思い」で、強いが狭い思いになってしまうものに対して、世界を意識することで、目線を広げ、他者にも受け入れられるようにする。一人では作れないサービスを作り上げる時に、味方となる多くの人に応援してもらえるようにする。そのためにも個性的である必要がある。何かあることにここに立ち戻る「北極星」とも呼ばれます。

コンセプト
ビジョンを作るときに、作り上げる体験の方向性と、そこに生まれる価値を提示します。サービス(作るもの)とビジョン(思い)を繋ぐとても重要な役割。具体的すぎても抽象的すぎても機能しない。バランスがもっとも難しいと感じています。

体験
手段に引っ張られない体験・もしくは経験。時間軸を持って表現される
サービスとの接点をサービス体験として、どのような体験を提供するのか、どの程度の長さをサービス体験とするのかといった流れをもつ体験として作りあげる。

手段
アプリ、スマートフォン、IoT等、時代やビジネス要件に合わせて、体験を実現するために適切な手段を選び、実現する。

どれかが欠けても良いサービスにはならないと考えています。ですので、個々にこだわって作り上げていきます。合わせて、それぞれの関係性を考える必要もあります。次回はその関係性をどう考えるのかを書いてみたいと思います。

転記元:サービスストラクチャー(プロトタイプ)

コラム執筆

川田 学

川田 学

UXデザイナー × プランナー
HCD-net認定 人間中心設計専門家

国内メディア系企業の新規サービス開発プロジェクトにおけるUXリサーチ・分析・体験設計、評価、メーカー系企業のコンテンツサイトの初期設計、PDCAプロセスデザイン等、担当。プロジェクト全体におけるUXデザインの適用と、デザインスプリントにおける、調査、分析、体験設計といった「見えないデザイン」を主に手がける。

メディア掲載履歴:
MdN Design Interactive
「UXデザインを上手に組み込むための「関わり方」と「取り組み」のコツ」
https://www.mdn.co.jp/di/newstopics/50425/
書籍:UX × BizBook(マイナビ出版)
その他:
産業技術大学院大学履修証明プログラム
「人間中心デザイン」非常勤講師 等