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ディープラーニング検定(ディープラーニングジェネラリスト検定)を受けてみた感想・対策など

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G検定とは、ディープラーニングの知識を有した人材育成を目的として「一般社団法人 日本ディープラーニング協会 」が2017年より実施している資格試験です。数年前からマスコミやニュースサイトなどで言及されている「人工知能・AI」ですが、具体的にはディープラーニング(深層学習)のことを指しています。すでに私たちの生活の中にとりこまれつつある技術ですのでその原理に興味を持ち、調べはじめたところ社内の方にこの検定の存在を教えていただきました。

画像出典:photoAC

そしてさっそく先日行なわれた第3回の試験を受けてみて合格しましたのでその感想や対策などまとめてみました。
敷居の高そうなディープラーニングですが、この検定の内容は初学者向けですので学習のよいきっかけになるかと思います。

↓2019年は3・7・11月に実施される予定です。
2018年度および2019年度のG検定(ディープラーニングジェネラリスト検定)、 E資格(エンジニア資格)試験日程について

<目次>
1.試験概要
2.出題範囲
3.公式テキストと参考書
4.受験した感想・対策など

試験概要

概要:ディープラーニングを事業に活かすための知識を有しているかを検定する
受験資格:制限なし
試験概要:120分、多肢選択式の知識問題226問、オンライン実施(自宅受験)
受験料:12,960円(税込)/ 学生5,400円(税込)

※協会サイト「人材育成 」より引用

問題は多肢選択式で2時間ですが、問題数が約226問と多く1問あたり30秒程度でひたすら解いていかないといけません。一方オンラインによる自宅受験ですので参考書を開いたりネット検索など自由に行えることを前提としています。

合格ラインが知りたいところですが、公表されていません(点数配分も不明)。
ちなみに合格率は毎回50%台となっています。
※「実施概要 」の実施データにあるPDFファイル参照

合格発表は試験日の約1週間後に、メール(試験申し込み時に登録したメールアドレスあて)にて届きます。
その約1カ月後に協会のロゴデータ(名刺に入れるためのデータ)が、約2カ月後には合格証書のダウンロードURLがメールにて連絡ありました。

出題範囲

出題範囲は協会サイトの「シラバス 」にあるとおり、これまでの人工知能の歴史やその過去の手法から機械学習、ディープラーニングにいたるまでの技術遷移、さらに法律や倫理問題なども含まれており幅広く学習することが求められます。
ちなみに難しい数式問題はほとんど出てきません(第3回では2問のみ)。
※上記「シラバス」のリンク先には例題がありますので、そちらで問題の雰囲気がつかめます。

試験対策は次節の書籍による学習がメインとなります。
学習途中などで複雑な理論部分となると理解不能に陥ってしまいがちですが、わからないところはとばして出題範囲全体をひととおり俯瞰してみられるようにするのがコツかと思います。
理論部分についても、完全理解ではなく概念を把握することで問題には対応することができます。

公式テキストと参考書

現在は更新されていますが、第3回の受験時は下記4冊でした。

<公式テキスト>
「深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ディープラーニングジェネラリスト) 公式テキスト」

<推薦図書>
(1)「AI白書 2017」
(2)「人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの」
(3)「深層学習」

※現在、推薦図書は変更されていますので、最新情報は以下アドレスより参照ください。
https://www.jdla.org/business/certificate/#suisen

最初に読んだのは推薦図書の(2)です。
内容は公式テキストと重複していますが、本としてはこちらのほうが理解しやすい文章になっていると思います。
ただ試験対策としては公式テキストでカバーされている内容かと思いますので、公式テキストだけではちょっとわかりにくいかな…という方のみおすすめします。

一番大事なのはやはり公式テキストで私の場合は1度しっかり全体を読んで、2回目は単語とその意味を覚えるようにひととおり見直しをしました。
まずは公式テキストの内容をしっかり把握するのが合格への近道かと思います。
それができていれば試験問題も3割くらいはこのテキストから直接に近いかたちででていたような印象があります。

推薦図書の(1)はほとんど読んでいません。
目次と全体をパラパラと眺めた程度です。
実際の試験にはこの本からの引用で出されている問題がいくつかありました。ただそれほど難しい問題ではなく、公式テキストを読んでいれば対応できる問題だったと思います。
本自体が大きくページ数も多いので完読は厳しいですが、情報の網羅性・信頼性があるような印象です。
※2019年版が新たに発売されていますので、購入される場合はそちらを買いましょう。

推薦図書(3)は読んでいません。
余力があったらと思っていましたが、まったく読まずに試験日を迎えてしまいました。
内容はかなり実装寄りのようです。

受験した感想・対策など

この試験には下記の特徴があります。
・公式テキストの内容外からも出題される。
・先に書きましたが、試験中に本を見返したり、検索が自由にできる。その反面、1問あたり30秒で解かないといけないため本を開いたり検索なんてとてもできない。

そのために以下の対策を行います。
・まずは公式テキストの内容理解と出題範囲の把握。
・よくわからない単語などは別途調べたりする。

上記対策を行うことで、試験時は
・公式テキストからの問題は確実に答えつつ、
・本を見返す場合でもどこに記載があったかすぐに開くことができ(巻末索引も活用)、
・検索する場合でもどんな検索キーワードであればすぐに回答できるかの検討がつきやすい状態まで基礎固めできている。
という状態にしておくことで上記特徴への対策が可能になります。

また、2時間ひたすら問題文を読んで正答を見つけていく作業は、途中かなり脳が疲れてきますが、制限時間の最後まで諦めずにやりきることが大事です。

以上です。
個人的な体験談ですので誰にでもあてはまるわけではないかと思いますが、受ける際の参考になれば幸いです。

コラム執筆

木原 慶仁

BU1-AS18所属
カステラ名産の県出身です