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Photoshop CC(バージョン20.0)のアップデートについて

先日Photoshopの大幅アップデートが行われました。
新機能が追加された事に加え、今までPhotoshopの操作で使いづらかった点も大幅に改善されました。
一通り触ってみたので、所感と一部バグについてまとめてみました。

【既存機能強化系】

コンテンツに応じた塗りつぶし

今までもコンテンツに応じた塗りつぶし機能はありましたが、あまり精度が高いとは言えませんでした。
しかし、今回のアップデートで精度が向上したと共にプレビュー画面が追加され、不要なサンプリング領域を消しながら調整する事が出来ます(下画像参照)。

コンテンツに応じるのサンプル画像

また今までは既存のレイヤーに塗りつぶしが行われるため、塗りつぶす前にレイヤーを複製してバックアップを取る必要がありましたが、今回は出力先に「既存レイヤー」、「塗りつぶし部分のみの新規レイヤー」、「既存レイヤーを複製して塗りつぶし」の3パターンから選べるようになってます。

間隔の分散

今まで複数のオブジェクトを左や中央に揃える機能はありましたが、今回から選択した複数のオブジェクトを等間隔で分散出来るようになりました(下画像参照)。

レイヤーを等間隔に並べる

【操作改善系】

ctrl + Zで何回でもやり直しが可能に

今までのPhotoshopではctrl + Zでは1回しか戻れず、2回以上戻る場合はctrl + alt + Zで戻るかヒストリーツールを使用するしかありませんでした。この仕様はIllustratorやExcelなど普段使うツールとは異なるので、初心者がつまづきやすい所でもあります。
しかし今回のアップデートで、Photoshopもctrl + Zに対応したので他のツールと同じ使用感で使う事が出来ます。

ダブルクリックでテキストの編集が可能に

今までは文字ツールを選択してからテキストを選択しないと文字の編集が出来ませんでした。
しかし、最新版では移動ツール※1でテキストをダブルクリックをすれば編集が可能になり、テキストの移動と編集がスムーズに切り替えられるようになりました。
※1 編集が可能になったのは移動ツールのみです。

デフォルトで縦横比率を維持して変形が可能に

今までPhotoshopではオブジェクトを変形する際に、shiftキーを押しながら変形しないと縦横比率を維持出来ませんでした。
最新版ではshiftキーを押さずとも縦横比率を維持して変形がデフォルトになっています。逆に縦横比率を無視して変形したい場合は、shiftキーを押しながら変形するようになります。
しかし、この仕様はシェイプレイヤーには適用されておらず、シェイプレイヤーを変形する際は、従来通りshiftキーを押しながら変形する必要があります。
また、コントロールバーにある縦横比率を維持するための鎖マークを外しても縦横比率が維持されたままになります。
この仕様はPhotoshopの環境設定からは変更できないので、設定ファイルを自分で用意する必要があります。
手順は下記になります。

1.メモ帳、テキストエディターに以下のテキストをコピペします。
TransformProportionalScale 0

2.ファイル名を「PSUserConfig.txt」で保存し、所定の場所に格納する

Windows:
C:\ユーザー\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Adobe\Adobe Photoshop CC 2019\Adobe Photoshop CC 2019 Settings

macOS:※2
/Users/<ユーザー名>/ライブラリ/Preferences/Adobe Photoshop CC 2019 Settings/
※2 ライブラリフォルダは初期設定では非表示ですが、Optionキーを押しながら移動メニューをすると表示されます。

3.Photoshopを再起動

ワークスペースをロック

Photoshopの機能として、ワークスペースを自由に移動出来る機能があります。
最初の段階では、使いやすいようにワークスペースを配置出来るので重宝するのですが、ある程度使い方が固まると移動出来るのが煩わしく感じますが、
ウィンドウ > ワークスペース > ワークスペースをロック
でワークスペースのロックが可能になりました(解除も同様の手順)。

数値フィールドでの計算

数値を入力出来るボックス内で簡単な計算が出来るようになりました。
例えば、画像解像度900pxの画像を1/3にしたい時などは「900/3」とボックスに入力すると、Photoshopが自動で計算※3して、その値に変更してくれます。
※3 計算結果が小数点になる場合は近似値の整数になります。

【UI改善系】

UIのフォントサイズが変更可能に

Photoshopの環境設定 > インターフェイスからPhotoshop UIのフォントサイズの変更が可能になりました。
下画像の赤枠内「フォントに合わせてUIを拡大/縮小」にチェックを入れ、その上のUIのフォントサイズを選択、OKを押した後にPhotoshopを再起動するとPhotoshop全体のUIのフォントサイズが変更されます。

環境設定

長いレイヤー名に対して

今まではレイヤー名が途中で切り捨てられ、レイヤー名の末尾に「…」が付けられていましたが、今回は先頭と末尾が保持され、中央が「…」に置き換わるようになりました(下画像参照)。
これで長いレイヤー名の際も判断がつきやすくなりました。

レイヤーパネル

コラム執筆者

細川 太輔

BU4-AS11所属
好きなエディターはVS code
最近Sublime text3から乗り換えました。


カテゴリ: Webサイト構築
2018年10月31日

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