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流入解析の強い味方『URLパラメータ』の基本:GoogleAnalyticsを使ってアナリストの道へ踏み出そう(4)

こんにちは。メンバーズの小笠原です。

このコラムでは、GoogleAnalytics初心者であった私が、実際にGoogleAnalyticsに触れて悩んだ部分、学んできたことを紹介しています。
今回のテーマは次回と二つに分けて『URLパラメータ』について。前編である今回は『URLパラメータの基本』をコラムにしました。

 

前回の記事はこちら

 

目次

1. なぜ『URLパラメータ』を設定するのか?
2. 運用における『URLパラメータ』設定の基準とは?
3. カスタムキャンペーンの作成方法とは?
4. 計測方法と、主に確認するレポート
5. 計測した後のアクションは?
6. まとめ

1. なぜ『URLパラメータ』を設定するのか?

まず『URLパラメータ』とはなんでしょうか?
『URLパラメータ』とは、ページURLに付け加える文字列のことを指します。
具体的に言うと、URLの後ろについている『?』『&』のさらに後ろの文字列です。
『URLパラメータ』にはアクティブパラメータパッシブパラメータの2種類があります。
詳しくは下記の表をご覧ください。

パラメータ名 解説
アクティブパラメータ ユーザーの行動によって付与されるパラメータのことです。
(例)パーカーを買う際、サイズをM、色を水色にした場合の商品詳細ページのURL。
https://www.memshop.co.jp /parker/?Size=M&Color=Lightblue
パッシブパラメータ コンテンツなどといったページ内容が変化しないパラメータのことです。
(例)https://www.memshop.co.jp /?ad=xyz(ダミーパラメーター)

 

 

また、「広告を複数出していて、その広告毎に分けて分析をしたい」、「SNSからの流入をオーガニックと広告とに分けて計測したい」といったことを行いたい方もいるでしょう。
『URLパラメータ』はURLだけでユーザー行動を確認できるため、基本的に設定することが推奨されています。
しかし、パラメータの設定を誤ってしまった場合、URLの情報を逐一確認しながら計測を行わなくてはならず生産性を妨げてしまいます。
そのため、私たちアナリストを目指す者としては、URLパラメータは案件ごとに適切に設定しなければなりません。

因みに『URLパラメータ』を付与することを、GoogleAnalytics界隈では「カスタムキャンペーンを作成する」と表現します。
GoogleAnalyticsの話についていけるようになるためにも、覚えておくといいでしょう。

 

 

2. 運用における『URLパラメータ』設定の基準とは?

まず、基本的な『URLパラメータ』の設定とは何でしょうか? Google で推奨されている設定内容をおさらいしましょう。
『URLパラメータ』の設定とはつまり、アナリティクス上でアクセスデータをわかりやすく分類するための名称定義を指します。
パラメータは複数組み合わせることでどこからの名称で、どういったメディア、キャンペーンなのかを知ることができます。
パラメータ設定をしたことがない人や、悩んでしまう方はぜひ、下の表を参考にしてみましょう。

パラメータ 意味/例
utm_source(必須) 掲載メディアやサイトの「名称」になります。
(例)mailmagazin, google, yahoo等
utm_medium(必須) メディアの「種類」になります。
(例)email, cpc, display等
utm_campaign(必須) 対象となる「キャンペーン名」になります。
(例)summersale, 20170930mail, trial2017等
utm_content(任意) 同一のリンク先に対して複数のリンクがある際などに使う分類用の識別子です。
utm_term(任意) ppc(有料検索)広告で流入キーワードごとに計測したい場合には、これを用います。

今回は基本として一般的に設定されるパラメータを紹介しただけで、絶対にこの使い方をしなければならないというわけではありません。
ですが、身内間でのみ通じる言葉や単語などは数値計測の際のミスにつながるので、くれぐれも他人が見てわかりづらいと感じるパラメータを作成しないようにしましょう。
(例)
https://nattu_blog.com?customer_search=true&qclv25=002002
https://nattu_blog.com?p=1696fGWxEq2cwK&m=pc

 

 URLの入力方法一覧

「何を設定しなければならないのか」ではなく、「あなた 又は、周囲の関係者が何を判別したいのか」を基準にして、運用するために設定を行うことをオススメします。
また、表で挙げた5つのパラメータの中でもmediumについてはネーミングに戸惑ってしまうことがあるかと思います。
確かにmediumのネーミングは個人で分かりやすいように自由につけることが可能になっています。
しかし、実際extや1805522などといったmediumパラメータ名があったりと、何を示しているのかが不明なものがあったりするので注意が必要になります。
そこで、mediumパラメータにつけるわかりやすいネーミングの例をいくつか下記に載せておきます。

チャネル utm_mediumの値
Paid Search
有料検索
cpc,ppc,paidsearch
Display
ディスプレイ広告
display,cpm,banner
Affiliates
アフィリエイト
Affiliate
Other Advertising
その他の広告
cpv,cpa,cpp,content-text
Referral
参照元サイト
Referral
Social
ソーシャルネットワーク
social, social-network, social-media, sm, socialnetwork, social media
Email
メール
Email
etc…

 

 

3. カスタムキャンペーンの作成方法とは?

今回は簡単にパラメータを設定することができるツール、「キャンペーンURLビルダー」についての使用手順を記載しています。

 

1. 「キャンペーンURLビルダー」というサイトに行きましょう。そこで、『URLパラメータ』の設定が可能です。
https://ga-dev-tools.appspot.com/campaign-url-builder/

 

2. 下の画像のように、入力フォームに入力していきます。

 

 

3. 生成されたURLをコピーして、各広告やメルマガなどのリンク先に登録しましょう。

 

上記の手順でパラメータ付きURLの作成ができます。
実際に配信する広告等の遷移先URLに作成したURLを設定し、GAで参照元や流入元といった計測を行ってみましょう。

 

4. 計測方法と、主に確認するレポート

では、パラメータを設定したあとGoogle Analyticsのどこで計測した数値を確認すればいいのでしょうか?
ここでは、Google Analyticsのどのレポートで数値を確認するのかを説明していきます。

 

・作成したパラメータごとで数値計測されているのを確認する方法

下の画像のレポートで、設定したパラメータごとの数値を、ユーザー数からCV率、収益まで確認することができます。
また、プライマリディメンションと記載されている部分に「参照元」や「メディア」等といったタブが記載されていると思います。このタブごとで、設定したパラメータのほとんどが確認できます。

 

 

 

タブ名 計測対象のパラメータ/タブの説明
参照元/メディア utm_source/utm_medium集計で数値を計測
参照元 utm_source集計で数値を計測
メディア utm_medium集計で数値を計測
キーワード キーワードURL集計で数値を計測
その他 その他の指標を選択するタブ

 

 

・キャンペーンパラメータを見たい場合

キャンペーンパラメータについては、違うレポートを参照する必要があります。
下の画像のレポートで、先ほど同様に、キャンペーン名ごとでユーザー数からCV率、収益まで確認することができます。
プライマリディメンションの部分には、参照元、メディア、参照元/メディア、その他と、先ほど表で説明した項目が点在しています。

 

以上が、URLパラメータの計測を確認するレポートでした。
この他にも「キーワード」や「ランディングページ」などのパラメータもありますが、ひとまずは
utm_medium、utm_campeign、utm_source
の3つを確認できる方法を紹介しました。
自身が作成したパラメータの計測、管理については次回に解説しますので、お待ちください。

 

5. 計測した後のアクションは?

実際に『URLパラメータ』を設定した。これで計測できる。
しかし実際に計測するときに、そこから何を考えればいいかわからない。

こういう経験は誰しもあると思います。実際私も経験がありますし、現在でもあったりします。
そんな時に何が必要になるか。それは、
どう見ると何が悪いかわかる、という表になっているもの
だと思います。実際こういったものがあれば知見が溜まり、時間の短縮による品質の向上にもつながるかと思います。
下記に一部ではありますが、計測内容と、それに関連する改善アクションを表にまとめたので、是非ご覧ください。

計測内容例 改善アクションの施策
例A:広告経由のセッション数が伸び悩む。 ・広告の内容を変更。
・広告の出稿先を見直す。
例B:広告媒体での時間帯とは違う時間帯に数値が伸びている。 ・SNSの投稿内容を見直す。
・SNSの投稿時間を見直す。
例C:広告CVの数値が芳しくなかった。 ・広告とLPが一致しているかの確認。
・LP内の構成の再検討。
etc…

 

 

6. まとめ

いかがでしたか?
今回は『URLパラメータ』の前編ということで、『URLパラメータの基本』説明させていただきました。
『URLパラメータ』は、初めて設定を行う方々に対して手が伸びづらいものだと思います。
この記事で、少しでも安心して『URLパラメータ』の付与を行うことができる方が増えることを祈っております。
今後も、実務で得たGoogleAnalyticsの知識をお伝えしていければと思います。
少しでも皆様の手助けになれば幸いです。

次回は、パラメータの詳しい管理について解説していきたいと思います。

 

 

記事一覧

GoogleAnalyticsを使ってアナリストの道へ踏み出そう!~第一回:複数セグメント選択時の落とし穴~

GoogleAnalyticsを使ってアナリストの道へ踏み出そう!~第二回:リピートの回数や間隔について~

GoogleAnalyticsを使ってアナリストの道へ踏み出そう!~第三回:目標について~

 


■コラム執筆者

  • 氏名 : 小笠原佳祐 (おがさわらけいすけ)
  • 年次 : 2017年度 株式会社メンバーズ 入社
  • 部署 : パフォーマンスマーケティング室 第2パフォーマンスマーケティング

 

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