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「情報発信の効果的なタイミングは?」北海道地震発生時のSNS利用状況調査

2018年9月6日(木)3時8分に発生した、北海道胆振東部地震発生時の被災者によるSNS利用度と各企業アカウントの対応状況を調査しました。
望ましくないことですが、災害発生時の企業対応やそのタイミング等の参考としてください。
以前発生した、鳥取中部地震の記事もありますので合わせてご覧ください。

 

目次
1.SNS利用度調査の結果
2.地震翌日からのTwitter動向
3.現地の声
4.大手企業12社の対応と傾向
5.企業アカウント投稿事例
6.考察

SNS利用度調査の結果

この度の地震ではブラックアウトの発生を伴ったため、スマートフォンの利用率そのものが減少しました。そのため地震発生直後はSNSがあまり利用されていなかったことが分かりました。

地震翌日からのTwitter動向

画像:北海道地震翌日からの【厚真町】を含むツイート数の推移

北海道地震翌日からの【厚真町】を含むツイート数の推移

2018年9月6日〜9月11日、厚真町を含むツイート数。初日をピークに翌日から激減した。
※1 出典:BUSINESS INSIDER(【北海道地震】ツイート数は翌日に激減)より抜粋

地震翌日以降は被災地に関連するツイートの数が発生前に比べ約75%減少しています。他の市町村でも同じようにツイート数が減少する傾向がありました。

 

現地の声

SNSを利用していた被災者には、情報提供や応援メッセージに励まされたという方がいる一方で、「メッセージの通知でバッテリーが減る」、「必要な情報が埋もれてしまう」といった声も多く見られました。
また、筆者は北海道出身者のため知人や家族から当時話を聞くことが出来ました。当時は大規模停電のため信号機なども機能しておらず、家から出ることすら難しい状態だったようで、バッテリーの消費を抑えるために安否確認の時にしかスマートフォンの電源は入れていなかったそうです。

 

大手企業12社の対応と傾向

運用は地震発生から3日間ほど投稿を停止しているアカウントが多く見られました。
また、広告配信は地域除外設定を活用し北海道のみ配信を除外しているアカウントが多く見られました。

画像:弊社クライアント12社の対応まとめ

画像:大手企業12社の対応まとめ

企業アカウント投稿事例

スマートフォンのバッテリー消費量を節約する方法をご案内しています。

投稿日時:9月6日(木) 19時53分
いいね:670
リプライ:8
リツイート:708
投稿時のフォロワー数:14,014人
エンゲージメント率:9.89%

地震時と停電時でそれぞれ家電の種類別に注意点をご案内しています。

投稿日時:9月6日(木) 12時30分
いいね:206
コメント:1
シェア:32
投稿時のファン数:367,569人
エンゲージメント率:0.06%

地震発生翌日に衣料支援に関するご案内を行い、
約1カ月に渡り固定ツイートに表示し、支援受付を
知らせました。

投稿日時:9月7日(金) 19時51分
いいね:636
リプライ:3
リツイート:414
投稿時のファン数:610,968人
エンゲージメント率:0.17%

地震発生翌日に災害見舞金に関するご案内を行いま
した。

投稿日時:9月7日(金) 18時00分
いいね:4,923
リプライ:77
リツイート:2,327
投稿時のファン数:923,869人
エンゲージメント率:0.79%

考察

停電を伴う災害時には被災者はスマートフォンの利用を控える傾向があるため、災害発生直後ではなく被災地の
ライフラインが復旧した後での情報発信がより効果に期待できます。
また、災害の内容によって発信するべき情報やタイミングが異なりますので、都度検討する必要がありそうです。

 

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災害発生時、企業のソーシャルメディア対応は?~業界別、鳥取中部地震・Facebookページ対応事例集~

コラム執筆

西家 亮(にしや りょう)

西家 亮(にしや りょう)

メンバーズ サービス推進室_Pfm2
エンゲージメントラボ

コーディング勉強しようと思っているSNS運用者です。


カテゴリ: Facebook, Twitter, エンゲージメントマーケティング
2018年11月05日

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