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【Photoshop CC】文字周りのプリセット

デザインをする上で、各要素のフォーマットの統一は重要です。
特に文字周りは印象を左右するだけでなく、極端にいえば見出しか本文か、本文か注釈か、適用したフォーマット次第で情報設計に影響を与えてしまうので慎重に取り扱いたいところです。

文字周りのプロパティ

しかしながら、文字周りには設定可能なプロパティーが多く、都度設定すると設定漏れなどの人為的ミスが発生し効率が悪いだけでなく、複数のページに横断する大規模サイトの運用など複数の作業者間での統率を取るためには非常に多くの学習コストがかかります。

これらの問題を解消するためには、予め設定されたプリセットを作成し、資材の一つとして管理、作業者間で共有することが効果的です。

Photoshopで文字周りのプロパティを保存する方法は「ツールプリセット(テキストツール)」「CCライブラリ」のふたつ。
どちらも文字周りの設定を保存できますが、引き継げる内容や共有の方法が異なりますので、それぞれの特徴と操作方法についてご紹介いたします。

ツールプリセット(テキストツール)

引き継がれる内容

  • 文字パネルのプロパティすべて
  • 段落パネルのプロパティすべて

適用範囲

  • テキストツール

長所

  • 段落パネルのプロパティも保存可能
  • プリセットなので、設定のリセット目的にも使える。

短所

  • すでに入力されている文字列(テキストレイヤー)に対して適用できない。
  • 設定を削除すると復活できない

使い方

1.テキストレイヤーを選択

1.テキストレイヤーを選択

①「移動ツール」を選択し、②保存したいフォーマットの「キストレイヤー」を選択します。

2.テキストレイヤーのツールプリセットに保存

2.テキストレイヤーのツールプリセットに保存

①「文字ツール」を選択し、②「ツールプリセット」の③「設定ボタン」から④「新規ツールプリセット」を選択します。

3.名前をつけて保存

3.名前をつけて保存

①任意の名前をつけて②「OK」を押します。

4.保存されていることを確認

4.保存されていることを確認

本文テキストです。

共有方法

  • ツールプリセットファイル(.tpl)として書き出し

ツールプリセットファイル(.tpl)として書き出し

①保存したいツールプリセットを選択し②「設定ボタン」から③「ツールプリセットを保存」を選択すると、設定を書き出すことができます。

CCライブラリ)

引き継がれる内容

  • 文字パネルのプロパティのうち以下の項目
    書体
    ウエイト
    トラッキング
    ベースラインシフト
    カラー
    垂直比率
    水平比率
    太字や欧州合字などの文字処理ボタン
    アンチエイリアス
  • その他(選択式でレイヤースタイルなどが保存可能)

適用範囲

  • テキストツール
  • テキストレイヤー

長所

  • テキストレイヤーに対して適用できるので、すでに入力された文字に対しても適用できる。
  • 設定を削除しても復活できる

短所

  • 文字パネルのプロパティのうち以下の項目が引き継がれない
    文字間のカーニング設定
    選択した文字にツメを設定
    選択している文字のハイフネーションとスペルチェックの言語
  • 段落パネルのプロパティが引き継がれない

使い方1:個別に追加

1.CCライブラリにコンテンツを追加

1.CCライブラリにコンテンツを追加

①「移動ツール」を選択し、②保存したいフォーマットの「キストレイヤー」を選択し、③CCライブラリパネルの「コンテンツを追加」ボタンを押すと④追加可能なプロパティが表示されます。

2.追加されていることを確認

2.追加されていることを確認

①追加されていることが確認できました。

使い方2:ファイルから追加

ファイルから追加

最も簡単な方法で、文字だけでなくドキュメント内で使用されているすべての保存可能なプロパティを一括で指定できます。

テキストへの適用

1.プロパティを適用したいテキストレイヤーを選択

1.プロパティを適用したいテキストレイヤーを選択

①書式を適用したいテキストレイヤーを選択し、②適用したい文字スタイルをクリックします。

適用されました

適用されました。

クリックするたびにフォーマットが適用されます。

クリックするたびにフォーマットが適用されます。

共有方法

  • CCライブラリにてクラウド同期し共有
  • 「.cclibs」ファイルで書き出し
  • PSD(PSB)から一括して登録できるので、アセットを一式まとめたPSD(PSB)を共有することでも内容の共有ができる。

1.ライブラリ全体を書き出す方法

1.ライブラリ全体を書き出す方法

CCライブラリパネル右上のメニューから、「マイライブラリを書き出し」を選択するとすべてのプロパティが「.cclibs」ファイルで書き出されます。

2.個別で書き出す方法

2.個別で書き出す方法

保存したい文字スタイルを右クリックすると個別で書き出すこともできます。

お役立ていただければ幸いです。

コラム執筆

小林 直登(こばやし なおと)

初めて触ったPhotoshopは5.5、好きな機能はトーンカーブ。
主にランディングページのデザイン作成からコーディングを行っています。

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