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コンバージョン率120%?!AMP for EcommerceでECサイトAMP化

AMP stories

2015年に発表された、モバイル時代の高速化ページ規格、AMP(Accelerated Mobile Pages)プロジェクト。
サイト高速化の需要により、2016年にリリースされてから様々なサイトで利用されてきました。
(AMPについては、過去のコラム「AMP対応ページ作成時の注意・確認点」をご覧ください)

AMPが一般公開されてから、まだほんの僅かな期間しか経っていませんが、その僅かな間に劇的な進化を遂げてきています。
以前紹介した「AMPでお手軽ビジュアルコンテンツ!注目の新機能AMP storiesとは?」もその一つで、これからもモバイル端末でサイトを閲覧するユーザーに対して、快適な体験を提供し続けることでしょう。
本コラムでは、そのような追加された機能のうち、ECサイト向けの機能についてご紹介いたします。

目次
1.従来のAMP
2.AMP for Ecommerce
3.AMP for Ecommerceの導入
4.まとめ

従来のAMP

AMPはモバイルでのサイト表示を高速化するために、AMP HTMLというフレームワークを使用します。
仕組みとしては、既存のHTML/CSS/javascriptからページ読み込みが遅くなる要素を排除して、ページの読み込みスピードを上げるというものです。
よって、ページの読み込みに影響するJavaScriptなどの使用が制限されています。
そのような仕様により、データの読み込みやフォームの送信などの動きのあるページに非常に弱いという弱点がありました。

2016年リリース当時のZOZOTOWNの例(※1)をあげると、商品詳細ページのような静的なページはAMP対応されていましたが、商品一覧や実際の商品購入はAMP対応のされていない通常のページとなっていました。

※1 出典:ZOZOTOWNがAMPに対応!モバイル検索結果に商品が爆速表示

AMP for Ecommerce

AMPが非常に優れているとはいえ、ECサイトの根幹となる商品一覧ページや決済ページで利用ができないというのは、小さくはない弱点です。
しかし、近年アップデートにより、上記の弱点を克服したAMP for Ecommerceが公開されました。
AMP for Ecommerceにより利用できる主な機能は以下のとおりです。

  • サイト内検索
  • 会員登録、商品をカートに追加
  • 商品のサイズや価格などでソート、購入数や色などの選択
  • タブやカルーセルスライダーで表示
  • 関連商品やおすすめ商品などの表示
  • 決済機能との連携

ご覧の通り、ECサイトで必要となるであろう機能が実装されており、今まで足踏みしていたECサイトのAMP化を決心するのに十分な材料が揃っています。
下記は実際にAMP対応したECサイトで商品購入をするデモです。
一連の購買行動が問題なく行えていることが分かります。

動画:AMPでの商品購入ページのサンプル

AMP for Ecommerceの使い方

このように多機能なAMP for Ecommerceですが、すでに海外では多数の導入事例が存在します。
成功例として、インドのショッピングサイト「Snapdeal」では、サイト全体の70~80%をAMP化することで1日の平均オーダー、平均トラフィックが50%以上も増加したという実績が報告されています。(※2)
※2 出典:ECサイト初のAMP成功事例? AMP対応したインドのショッピングサイトは1日の注文が52%増加、一覧ページのトラフィックが59%増加

これから導入するについても、特別大きなハードルがあるわけではありません。
すぐにでも導入できるよう、すでに環境が整備されており、下記のようにデモページ、サンプルコード、テンプレートなど見本となるコードが用意されています。
そのため、比較的導入のハードルが低く、導入後の効果の高さと合わせてECサイト改革の有効な切り札になり得るでしょう。

デモページ
サンプルコード
テンプレート

まとめ

いかがでしょうか?今回の記事ではECサイトのAMP化の概要について触れてみました。
ECサイトのAMP化ですが、Google主導の調査によると、AMP for Ecommerceを導入することでコンバージョン率が120%まで上昇するという試算がされています。(※3)
しかし、比較的導入のハードルが低いとはいえ、技術的に知らなければならないことは多くあります。
次回の記事ではAMP for Ecommerceのより詳細な仕様について触れてみようと思うので、ぜひ今後もコラムに注目していただけると幸いです。

※3 出典:サイトオーナーと e コマースにおける AMP の Total Economic Impact™(総合経済効果)

■コラム執筆:
デザイン&インテグレーション室 INT2
本澤孝至

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