members

members

WeChat(微信)とは何か?インバウンド担当なら絶対知りたいウィチャット、ウェイシン10の基本まとめ!

Tweet

中国現地向けだけでなく、訪日インバウンド客向けPRなど、日本企業のビジネスにも利用されるようになったWeChat(微信)とは?。LINE、Weiboとの違いは何か?アジア展開には欠かせないWeChat(微信)ですが、まずは抑えておきたい10個のWeChat(微信)基本情報をご紹介します。また中国ではWeChat(微信)をウェイシンと呼びます。

wechat introduction

画像:http://mt.sohu.com/20160503/n447475809.shtml


①WeChat(微信、ウェイシン、ウィチャット)とは?

wechat introduction

画像:http://www.tencent.com/en-us/ps/weixin.shtml

WeChat(微信:読み方weixin、ウィーチャット)は、Tencent(騰訊)が2011年にリリースした、文字や音声、写真や動画、グループチャットなどでコミュニケーション通知など基本機能が出来る無料メッセージアプリで、Weiboなどと並び中国最大人気SNSの1つです。

ユーザー数は中国国内約10.3億、世界で12億以上、月間アクティブユーザーは9.9億以上と、世界でも最大規模の人気アプリとなっています。中国人の日常メッセージはほとんどWeChatで行われており、スマートフォン・PCともに利用可能です。登録ユーザーの年齢層は、20~25歳が約26.5%、25~30歳が約28.6%と2つの層で半数以上を占めており、若年層のアクティブユーザーが多いSNSです。

出典:PR TIMES「【調査レポート公開】中国の10大SNSのユーザー数と利用実態を徹底調査」
DIJIMA「世界最大のSNS「wechat(微信/ウィーチャット)」の海外ビジネス活用法
enjoy Japan「【最新資料配布中】中国10大SNS最新ユーザー数まとめ」


②WeChatの運営会社は?

tencent webpage

画像:http://www.tencent.com/zh-cn/index.shtml

Tencent(騰訊)は1998年11月に設立され、今では時価総額はおよそ18兆円と、Baidu(百度)、Alibaba(阿里巴巴)と並び、中国IT業界を牽引する企業です。創業後、WeChatの前身となったメッセージアプリQQをリリースしユーザー数を伸ばすと、QQをベースとしたWeChatによって確固たる地位を確立し、現在ではSNSのQZONE、オンラインゲーム、EC、更に検索エンジンsogouに投資するなど事業を広げています。

現在では、中国国内のユーザー情報や運営自体は深圳騰訊が行い、国際版はTencent international Services Europe BV、香港版はWeChat International Pteが管理しています。

つまり、ユーザーの登録している電話番号によって管理される運営企業が異なるというわけです。

テンセント企業サイト:http://www.tencent.com/zh-cn/index.shtml

▼メンバーズでは、日本国内でのテンセント広告販売を開始しました。


③WeChatの個人アカウントは?

wechat message moments

基本的なメッセージのやり取りに加えて、モーメンツと呼ばれるタイムライン画面が良く使われます。モーメンツはFacebookやLINEのタイムラインと似ていますが、モーメンツの各投稿では自分の友人のアクション(Likeやコメント)しか見られないことや、フォローした企業公式アカウントの発信情報は広告を除いてタイムラインに流れてくることはないといった特徴があります。個人アカウント登録は日本でも取得可能です。※一部機能は限定されます


④WeChatとWeiboとの違いは?

wechat weibo

画像:http://overseas.weibo.com/

Weibo(微博)が中国版ツイッターアプリとするならば、WeChatは中国版LINEアプリという理解が一番わかりやすいと思います。Weiboが拡散型メディアなのに対し、WeChatはOne to Oneメディアです。多くの企業はWeibo、WeChatのそれぞれの特徴を活かし、中国ユーザーにPRを行っています。


⑤WeChatとLINEとの違いは?

wechat line

画像:http://www.chinadaily.com.cn/hqcj/xfly/2014-04-03/content_11528818.html

メッセージ、通話、ビデオ(動画)通話、ボイスメッセージ機能といった基本機能に大きな違いはありませんが、メッセージに既読は付きません。その他にはWeChatにはシェイク機能、紅包(お年玉)といったオリジナル機能があります。お年玉機能は、親がお祝いに子供に送るといったお祝い事や、グループチャットにてゲーム感覚で送り合うなど、浸透しています。

また、ミニプログラムという機能が搭載されており、wechatのチャット画面を下に向かってスワイプするとさまざまなアプリへの遷移が可能。wechat内でほかのアプリへアクセスして、スマートフォン上でアプリを切り替える必要がなく便利にアプリ間を行き来できます。

さらに、2020年から動画チャンネルというサービスが開始され、わずか1年で2億人のユーザーを獲得しました。

今では、tiktok(抖音)、kuaishou(快手)と並ぶ3大ショートムービープラットフォームとして確立しており、EC機能も搭載されています。

tiktokや他SNSとのアルゴリズムとは異なり、自分がいいねをした動画が自分の友達にも該当の動画が共有されるため、拡散されやすい特徴があります。

⑥WeChatを中国人はどんな使い方をする?

中国人の方々は携帯のボイスメッセージ機能(音声メッセージ)を良く使い、携帯(スマートフォン)の声を認識する箇所に口を近づけて話す姿は良く見かけます。LINEと似たスタンプに加え、GIF画像、絵文字を良く使います。また名刺交換と一緒にWeChat IDを交換するなど、ビジネスの場面でも良く使われます。個人WeChatのQRコードを名刺に乗せている方も沢山いらっしゃいます。
決済機能サービスが進んでいる事から、コンビニ、タクシー、公共料金、映画チケットなど様々な場面での使い方がされており、LINEより生活インフラとして進んでいます。


⑦WeChatはどのくらいの頻度で使われる?

wechat use

画像:http://www.tencent.com/zh-cn/index.shtml

インフラとして使われるWeChatは、1日に9割以上のユーザーが1度は開き、10回以上開くユーザーが過半数を超えています。1日中使われるため、企業は多くのタッチポイントを狙い広告を実施しています。

⑧WeChatの企業アカウント(公式法人アカウント)は何がある?

wechat public accounts

画像:https://mp.weixin.qq.com/

企業アカウント(公式法人アカウント)は日本企業含めたくさん存在し、ユーザー向けに自社情報を発信しています。アカウント作成自体は現地企業であれば容易にコストなくできるため、テンセントは対策として300元/年でのオフィシャル認証制度を設け、偽アカウントと区別できるようにしています。最近では中国に法人がない日系企業がインバウンド向けに作成するケースが増えています。
企業アカウントは3種類あり、購読アカウント/サービスアカウントは社外PR向けで、企業アカウントは社内のコミュニケーション専用のアカウントです。購読アカウント、サービスアカウントの違いは、記事の発信回数が購読アカウント1日1回に対し、サービスアカウントは1ヶ月4回です。ただ一方でサービスアカウントのほうがユーザーメッセージと同じ階層で通知が来るので見られやすいといったメリットがあります。その他に拡張機能の違いもありますが、詳しい内容は第2回にて説明します。

⑨WeChatは中国大陸版と国際版 がある?

wechat introduction

画像:https://www.facebook.com/wechatapp/

WeChatには大陸版(中国国内)と国際版があります。
個人アカウントも、企業アカウントにも双方分かれており、テンセントは中国大陸版を微信(Weixin)と呼び、国際版をWeChatと呼ぶように分けています。微信(Weixin)は2011年1月、WeChatは2012年3月にリリースされました。

2つの違いは以下です。

【個人アカウント】

    • 国際版は大陸版と比較すると、ダウンロード直後は機能が限定的になっています。 例:クーポン機能、ウォレット機能など
      ※最初にない機能も、例えば1度お金を受け取ったり、言語設定を中国語にすると、ウォレット機能が新しく使えるようになるなど、徐々に追加されていきます。
      ※また、ウォレットの残高を中国国内以外の場所で使用できるのは中国国籍のユーザーのみです。ウォレットに残高があっても、中国以外の国籍のユーザー(中国のIDで登録しているユーザー)のみ海外でも支払い方法としてwechat payを利用できます。
    • ダウンロード時に国際版か大陸版かは、基本は「登録の電話番号」で決まりますが、「アプリの設定言語」などの他要素で変わることもあるようです。
    • 大陸版は、国際版の企業公式アカウントを閲覧できません。一方国際版は、大陸版と国際版の企業公式アカウントの双方を閲覧できます。
    • モーメンツ内の広告表示が国際版ではあまり表示されません。
    • 顔認証が必要なミニプログラムが利用できません。
      ※中国の国民IDで個人認証をしているアカウント=中国国籍を所持しているユーザーのみ利用できます。
    • 健康コード(新型コロナウイルスに感染していないことを証明するための二次元コード)の機能は、国際版には搭載されていません。

【企業アカウント】

  • 国際版アカウントを中国ユーザーが見ることができないため、中国向けプロモーションは大陸版アカウントで実施となります。
  • 国際版では認証を受けたサービスアカウントでも、WeChat payment、wifi、クーポン、シェイクなど一部機能が拡張されません。
  • 大陸版は中国法人経由の申込(代理店を通すなど)が必要で、国際版は直接申込が可能です。国際版は直接申込が可能な代わりに企画書が求められます。
  • 社内コミュニケーション向けの企業版アカウントは大陸版のみです。

参考:http://www.WeChat-oa.com/oa1.html

※中国向けプロモーションには大陸版が必要で、かつ大陸版は中国法人経由の申し込みが必要と記載していましたが、一部条件つきで日本国内企業の中国向けWeChat広告出稿が可能となりました。(2017年2月更新)

⑩WeChatはインバウンドにおいてなぜ重要か?

wechat customer journey

  1. 中国では利用ユーザー数が伸び、今後ますますインフラとして使われていきます。
  2. 訪日前:企業が発信する情報や、旅行アカウントをフォローして情報収集をします。また友人の旅行投稿を参考にしたり、インフルエンサーの口コミの投稿情報も確認します。
  3. 訪日中:友人に買いたい商品が正しいか家族に確認したり、今見つけた面白い商品を共有したりと旅行中も欠かせないアプリになっています。スマホ片手に買い物をする中国の方を見てみると、WeChatを開いている方は多いです。
  4. 訪日後:旅先の思い出だけでなく、戦利品をシェアすることもあります。更に興味を持った企業のアカウントをフォローし、欲しい物が見つかればECサイトで購入するといった方々が沢山いらっしゃいます。

インバウンド向けPRに今後WeChat活用はますます重要になってきます。活用を検討されてみてはいかがでしょうか?

 

■コラム執筆者:

沼田 周大 (ぬまた しゅうだい)上海駐在。中国向けのインバウンドを支援。中国シェア自転車の中ではofoのファン。


サービスのご紹介

メンバーズでは、日本企業のグローバルWeb展開やインバウンド(訪日外国人/外国人観光客)に向けたWebマーケティング上の課題解決を専任チームでご支援しています。
グローバル/インバウンドWebマーケティング 

サービスに関するお問い合わせは下記フォームよりお願いいたします。

 

インバウンド担当者向け資料

UX・デジタル大国

UX・デジタル大国”中国”の今を知り、活かすために~中国現地のアプリ調査から~

テクノロジーやマーケティングに関する先進的な事例を欧米諸国から得ていた時代から、今は中国に学ぶべき時代といっても過言ではありません。フィンテック、シェアリングエコノミー、信用スコアなど、主に都市部では社会そのものがデジタルイノベーションによって変革され、生活の質や環境が様変わりしています。中国現地のアプリ20社の調査から見えてきた、顧客体験デザインの重要性とデジタル活用の最新事例をご紹介します。

資料ダウンロードはこちら

【動画解説付き】Googleアナリティクスを使っても 「何が問題か分からない」というディレクター必見の分析術

【動画解説付き】Googleアナリティクスを使っても 「何が問題か分からない」というディレクター必見の分析術

なぜ、Googleアナリティクス(GA)で「何が問題か」に辿りつけないのか、どんなデ ータが不足しているのかが分かり、ユーザテストとGoogleアナリティクスの組み合わせ方が分かります。

資料ダウンロードはこちら

コラム更新者

真家那奈

真家 那奈(まいえ なな)

2021年4月入社。EMCカンパニー 第5ビジネスユニットアカウントサービス第9ユニットに所属し、コンテンツマーケ、SNS運用を担当。日々勉強中です。趣味はFPSゲーム、ドライブとお酒。

カテゴリ: SNS, グローバル, WeChat, 微信、百度、新浪微博
2016年06月08日