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インバウンド事例 | 訪日外国人に刺さるSNS運用術!(インバウンドマーケティング・観光ソーシャルメディア施策・プロモーション活用事例)

今回のコラムでは、訪日外国人旅行者に刺さるSNS活用のノウハウ、運用術を国内企業の成功事例をもとに、みなさまにご紹介します。

■最新記事もご覧ください。
海外の最新Facebookユーザー数【2017年7月版】~世界で20億人突破!アジア・アメリカ・ヨーロッパの利用者数は?~

今回のテーマは訪日外国人旅行者にとってのインフラ「鉄道」

団体旅行から個人旅行へのトレンドシフトにより、従来以上に鉄道は日本を観光する訪日外国人にとって重要な移動手段となっています。今日、訪日外国人全体における個人旅行者(個人旅行向けパッケージ商品または個人手配)の割合は以下グラフの通り、ASEAN、東アジアにおける全ての国・地域で半数を超えています。

訪日外国人における個人旅行者(個人旅行向けパッケージ商品または個人手配)の割合
(期間:2015年4月~6月)

個人旅行者数割合

上記のデータが示すように、今後さらに国内観光において鉄道の存在は度外視できなくなりつつあります。その状況を重要課題として捉え、各交通機関は他の業界に先駆け、「訪日」、「インバウンド」施策に取り組んでいます。

鉄道会社各社の訪日外国人向けSNS運用状況

今回の調査では以下訪日外国人向けアカウント「東京メトロ」、「小田急」、「京阪」、「Japan Rail Pass(JR)」、「東京駅Tokyo Station(JR)」を対象としました。

インバウンドアカウント利用動向

2015年9月28日時点での、国内の各鉄道会社のFacebook、weibo、Instagram、Twitter利用の有無、各アカウントのファン数、およびFacebook直近50件のエンゲージメント率を算出。

大半が英語のみの対応ですが、東京メトロは「英語」「韓国語」「中国語」「タイ語」と多言語対応しています。他、東京メトロはFacebookの閲覧できない中国向けにWeiboも運用しています。多言語化したことで各国・地域別に言語ごとの人気度(エンゲージメント率、ファン数の度合い)を測ることができるのでターゲットに合わせたキャンペーンを打つこともできます。

それでは、Facebookアカウントの過去120投稿(過去20投稿×6アカウント)を分析して得た『外国人に刺さるインバウンドSNSの運用術』の4つをご紹介します。

投稿リスト

直近20投稿×6アカウント 投稿リスト

知名度の高い定番観光スポット(富士山)

Mt Fuji

1位、2位のエンゲージメント率を獲得したのは、訪日したことのない外国人にも知名度が高い富士山という結果になりました。左の投稿では国際宇宙ステーションから富士山を写した画像、右の投稿は東京都東久留米市から写した富士山です。有名な富士山ですが、普段見慣れている富士山を別の視点から撮影した意を凝らしたものがエンゲージメントにつながっています。

参考URL
Japan Rail Pass Facebook(https://www.facebook.com/Japan-Rail-Pass-212017691101/ )

ローカル&スイーツ+日本らしさ(写真重要!)

local and sweets

シンガポール、香港、台湾、韓国、タイからの訪日リピーターが増えている現在、訪日リピーターにとっては既に行った観光地よりも、日本人が普段利用するようなローカルなスポットに行きたいと思う人も少なくないです。ターゲットをしっかり定めることができれば、ローカルに焦点を絞ってみるのも有効だと考えられます。併せて、いわゆる「和スイーツ」と呼ばれる日本らしいスイーツも120投稿の中では比較的エンゲージメントが高かったため、有効なコンテンツと考えられます。
実際に私の友人の台湾人女性は、日本人の女性と同じようにスイーツ巡りをしたり、高田馬場や新橋のローカル居酒屋に行ったりするのが好きなようです。

参考URL
Facebook 東京メトロ中文繁体字 “地鐵巡遊 最旬東京” ~東京地鐵站介紹~  (https://www.facebook.com/tokyotrip.tokyometro.tcn)
Facebook 小田急”Shinjuku, Hakone, Enoshima-Kamakura Sightseeing: Odakyu Has A Japan”  (https://www.facebook.com/odakyu.en/)
Facebook “京阪電氣鐵道株式會社” (https://www.facebook.com/KeihanElectricRailwayTW/)

 

訪日外国人に役立つサービス

service

SNSを運用する上で、会社のサービス紹介をするかしないかは重要な判断の分かれ目です。東京メトロ、京阪のインバウンドのサービス訴求は好反応を獲得していました。好反応を得られるかどうかはサービス内容が訪日外国人にとって役立つかどうかです。実際に、訪日外国人にとって役立つサービスの紹介をしている東京メトロ(中文繁体字)の投稿(上図)では1投稿で200件以上の「シェア」がされています。

参考URL
Facebook 東京メトロ中文繁体字 “地鐵巡遊 最旬東京” ~東京地鐵站介紹~  (https://www.facebook.com/tokyotrip.tokyometro.tcn)
Facebook 東京メトロタイ語 “Tokyo Metro “Tokyo Trip with Tokyo Metro”(https://www.facebook.com/tokyotrip.tokyometro.th)
Facebook “京阪電氣鐵道株式會社” (https://www.facebook.com/KeihanElectricRailwayTW/)

 

訪日外国人目線でのレポート投稿

外国人目線でのレポート投稿

東京メトロのアカウントでは、アジア系の男女5人が毎回順番に記事を投稿しています。中文繁体字のページでは毎記事100以上「いいね」がついています。アジア系の若者が食レポをしたり、身近な神社を観光したりと若者目線での記事が支持につながっています。

参考URL
Facebook 東京メトロ中文繁体字 “地鐵巡遊 最旬東京” ~東京地鐵站介紹~  (https://www.facebook.com/tokyotrip.tokyometro.tcn)

 

 

まとめ まずは訪日外国人向けプラットフォームとしてSNS活用を!

いかがでしたでしょうか。ご存知の通り、2020年東京オリンピックに向けて、国の施策としても訪日外国人が旅行しやすい環境整備を推し進めており、インバウンド市場も国の動きと比例して拡大しています。まだまだ日本のインバウンド市場は下火ですが、しっかりと初期の段階から「インバウンド」に取り組むことで、これから押し寄せる訪日外国人に自社をアピールし、要望を受け入れる基盤を持つことができるようになります。特にSNSは他のメディアと比べてコストがかからず、取り組みやすいため、今すぐにも取り組まれることをお勧めします。


■航空関連のSNSの事例に関して詳しく知り方はこちら


 

■コラム執筆者
西村佳祐(にしむらけいすけ)

経営企画室、インバウンドラボに所属。学生時代、中国・ASEANを2か月にわたって個人旅行。そこで得た知見・人脈をもとに会社のグローバル展開に貢献することが目標。(写真は西安 兵馬俑にて2014年8月撮影)

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カテゴリ: インバウンドマーケティング
2015年11月19日

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