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「訪日韓国人観光客、韓国人インバウンド」韓国のネット状況に関する調査(インバウンド対策マーケティング)

今回のテーマは、韓国のインターネット環境に関するデータ特集です!日本とは似ているところも、違うところもたくさんある韓国。韓国人のネット環境がわかれば、訪日韓国人へのアプローチの仕方がわかるかも知れません!

2017年11月12日にスウェーデンEasyParkグループが発表した「2017スマート都市指数」分析によると、韓国のソウルは全世界500箇所の都市の中でスマートフォン普及率が2位にランクされました。

同調査で、ソウルは人口比スマートフォン普及率9.91点を獲得し、ルクセンブルクに続き2位にランクされました(東京は21位)。Wi-Fiの普及率は3位(東京は5位)、4GLTEの拡散率は11位(東京は42位)でした。

出展:https://easyparkgroup.com/smart-cities-index/

韓国を旅行する際には、データをローミングしなくても駅・電車・バス・カフェ・レストラン・街中でも無料のWi-Fiが使えて、便利に情報にアクセスできます!

観光客にとってこのように良く整備されたWi-Fiインフラはとても嬉しいですね。
では、2018年1月に集計された2017年のデータを見ながら、韓国のネット状況を見ていきましょう!


①インスタントメッセンジャー

(1)インスタントメッセンジャーの利用率

インターネット利用者のうち、95.1%がインスタントメッセンジャーを利用しています。
※スマートフォンやタブレットなど、モバイル端末の利用率(94.7%)がデスクトップの利用率(28.6%)より3倍以上高いです。

(2)インスタントメッセンジャー利用頻度

インスタントメッセンジャー利用者の内、1日平均1回以上20回未満の利用者は29.8%であり、10回未満(51.1%)と10回以上(48.9%)の利用者はほぼ同じ数値です。

(3)頻繁に利用するインスタントメッセンジャーの種類

6歳以上のインスタントメッセンジャー利用者のうち、「カカオトーク」をよく利用する人の割合は99.5%、「Facebookメッセンジャー」の場合27.5%、「LINE」は11.3%、「NateOn」は8.2%でした。

図:もっとも利用されているインスタントメッセンジャーアプリ/データ元:2017インターネット利用実態調査要約報告書

筆者のコメント

特に最近、Facebookメッセンジャーの利用率は10代を中心に急速に伸びています。
カカオトークのグループチャット疲れの反動かもしれないという分析も出ているところです。
逆に、LINEは韓国以外の世界各国ではユーザー数を多数保有していますが、まだ韓国ではカカオトークには勝てない状況です。
カカオトークはカカオストーリー(カカオトークと連携されるフィードタイプのソーシャルアプリ)だけでなく、EC、コンテンツキューレーションタブ、オープンチャットなどの機能を導入し、韓国人には必須の生活インフラとして定着しています。
筆者も、友達の誕生日のときにカカオトークから友達が大好きなスターバックスのアイスカフェモカのクーポンとお財布を送りました。


②SNS

Social Media

(1)SNSの利用率

6歳以上のインターネット利用者の半分以上(68.2%)がSNSを利用しています。そのうち、モバイル機器の利用率(68%)がデスクトップでの利用率(27.1%)より2倍以上高いことが分かりました。

(2)SNSの利用頻度・利用時間

6歳以上のSNS利用者のうち、週平均20回以上SNSを利用する人が半分以上(55.5%)。利用時間は週平均1時間2分です。

(3)利用するSNSサービス

6歳以上のSNS利用者のうち、Facebookをメインに利用する人は62%。次に、カカオストーリーが47.6%を占めています。

グラフ:もっとも利用されているSNSアプリ/データ元:2017インターネット利用実態調査要約報告書


③EC

EC

(1)EC利用率

12歳以上のインターネット利用者の半数以上(59.6%)がECを利用。モバイル端末での利用率(54%)がデスクトップでの利用率(46%)より高いです。

EC利用機器

グラフ:ECの利用率/データ元:2017インターネット利用実態調査要約報告書

※日本よりEC利用率が高い要因としては、ユーザーのオンラインでの決済インフラへの信用度が高いことが上げられます。また、決済の手続きも簡単であるため利用者層も幅広い特徴があります。政府によるセキュリティの基準が高いことのプラス要因ですね。

(2)利用頻度および購買金額

12歳以上のEC利用者のうち、月1回以上ショッピングしているユーザーの割合は90.8%であり、月平均の利用頻度は2.7回ほどでした。また、月平均購買金額は90.718ウォン(約9000円)でした。

(3)ECの決済手段

ECでの主要な決済手段はクレジットカード(79.1%)、無通帳入金(45%)、デビットカード(34%)、簡単決済(28.7%)、携帯小額決済(27.2%)の順。

決済手段

グラフ:韓国のECでの決済手段/データ元:2017インターネット利用実態調査要約報告書

※無通帳入金とは
銀行の口座を持っていなくても、受け取り通帳(入金先)さえあれば、送金できるようなシステムです。現金を持っていって、ATMでも使えます。ECでの決済の場合、仮想口座が発行され、そこに入金するようになっているケースもあります。クレジットカードが使えない未成年者も利用可能なサービスです。

※簡単決済とは
自身のカード情報などを入力しておくと、簡単に決済ができるような仕組みです。日本のAmazonにカードを登録しておくことと似たような仕組です。

※携帯小額決済とは
限度内で、携帯の認証で決済ができるシステムです。当月内の請求書に決済した金額が一緒に請求されます。

筆者のコメント

多様な決済手段を採用しているため、ユーザーは自分の好みの決済手段で支払うことが可能です。これは、決済段階での離脱を減らすことにもつながります。ただ、決済が簡単であるため、ついついクレジットカードでものを買ってしまう人が借金で破産したという話はたまに聞きます(笑)。


④オンライン銀行

Mobilebanking

図:韓国の新韓銀行アプリ「Sunny Bank」のスクリーンショット

(1)オンライン銀行の利用率

12歳以上のインターネット利用者のうち、1年以内にオンライン銀行を利用したユーザーは63.1%であり、モバイル機器からの利用率(57.1%)がデスクトップでの利用率(39.7%)より高かった。

(2)利用者の年齢層

モバイル銀行年齢別利用率

グラフ:利用者の年齢層/データ元:2017インターネット利用実態調査要約報告書

筆者のコメント

個人的には日本の銀行アプリより、韓国のアプリのほうが使いやすいです。初めての人にもわかりやすく、アプリの処理スピードも速い気がします。

カテゴリ: インバウンドマーケティング
2018年03月27日

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