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レポート「UXデザイン思考ではじめるサービス開発~大手会社こそ取り組むべき、顧客と作る新規サービス開発に向けて~」(web リニューアル)

11月29日に「UXデザイン思考ではじめるサービス開発ワークショップ『Service Prototyping Exercise』~大手企業こそ取り組むべき、顧客と作る新規サービス開発に向けて~」を開催しました。

このワークショップは大手企業のマーケティング、Web、サービス開発等のご担当者様を招いて、弊社のUXデザインユニットがプロジェクトで行っているプロセスを体験していただくというものです。
3時間というのもあり、エッセンシャル版にはなっていますが、大まかな流れは実際にプロジェクトで行っているUXデザインプロセスそのままで進行しました。
また、弊社の参加メンバーもUXデザイナー、エンジニア、デザイナーの普段プロジェクトを行っているそのままのメンバーが参加しています。

弊社参加メンバー
ファシリテーター:川田(UXデザイナー)
チームメンバー:角銅(デザインエンジニア)、植木(UXデザイナー)、上原(UIデザイナー)、山本(プロダクトデザイナー)

1. 講義:サービスを形にして検証する

1.1 抽象と具象の反復
まずは今回のテーマの抽象と具象の反復について。
「抽象的なアイデア」を素早く検証可能なプロトタイプ(具象化)にしてテストを行い、
その後意図的にピボットさせることでアイデアをジャンプさせることを狙います。
一度具象化にすることで、抽象的なアイデアにも変化が現れます。

ワークショップ全体像

1.2 インプット
今回のワークショップでは調査、モデリングのパートは割愛しているので演習用に作成したもので進めていきます。

インプットの共有:ビジネス要件の確認

インプットの共有:利用者について

2. コンセプト設計

2.1 課題の定義
課題の定義も本来ユーザーモデリング後に時間をかけて抽出していくものなのですが今回は事前に作成したものを使用します。
今回は「将来までお金がちゃんと払えるかわからない」としました。

課題:将来までお金がちゃんと払えるかわからない

2.2 最高の体験の定義・ブレスト
ここからチームでブレストして課題から「ペルソナに対しての最高の体験」とは何か、定義を行っていきます。
個人ワークで候補を作ったのち、ワールドカフェ方式でチームのメンバーと1対1でブレストします。
ブレストは「受け入れて、無理やり最高な点を見つけ、さらに自分のアイデアを乗っける」の中の「無理やり最高な点」を見つけるのがポイントです。それができないとアイデアがスパイラルアップしません。
各自のアイデアをメンバーとのブレストからブラッシュアップすることで短い時間の中でできるだけアイデアの精度を高めます。

ブレストのコツ

2.3ブラッシュアップ・コンセプトメイキング
ブラッシュアップ後、コンセプトを作ります。
価値シナリオをより伝わりやすいワードに落とし込み、「要は、何」を明確にします。

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3. 体験設計

3.1 体験の設計:4コマ化とアプリデザイン3画面
ストーリーボードを4コマで作っていきます。
コマ数の制限があることにより、起承転結が作りやすくなり、ユーザーの価値にフォーカスしやすくなります。加えてイラストを入れることでチームメンバー間のイメージの齟齬が起きにくくなる効果があります。

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同時進行でストーリーボードを検証可能なプロトタイプに落とし込むこむべくデザイナーがアプリのラフデザインを作成していきます。
デザインツールで画面デザインを作成したのち、プロトタイピングツールで動くモックアップを作ります。

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4. ピボット

4.1 ver1の問題点を考える
4.2 価値/コンセプトの書き換え
4.3 ストーリーボードと画面の書き換え
抽象から具象に素早くシフトすることで、ユーザー体験を可視化できている状態で検証を始めることができます。
具象化したことで分かってきたことを踏まえてコンセプトを見直す作業を行い、そのコンセプトに合わせてストーリーボード、プロトタイプの修正を行うというサイクルが始まり、短い時間内で何度も「抽象と具象の反復」が行われました。

ワークショップを行う前の想定では、意図的に1度ピボットしてブラッシュアップを行う想定でしたがプロトタイプをどんどん作ることで自然と議論が進み、何度もピボットすることができたように感じました。

その結果2のコンセプト設計のパートで作成したコンセプトは、より価値にフォーカスした形に変わって行ったように感じます。

インプットの共有:ビジネス要件の確認

インプットの共有:ビジネス要件の確認

発表

各チームが成果を発表して終了です。

実際のプロジェクトでは3ヶ月〜1年かかるプロセスを3時間の中で行いました。
その場でデザイナーがデザインまで作るというワークショップはなかなか無いと思いますので、弊社のUXデザインチームがプロジェクトに参加した場合の雰囲気を感じてもらえたのではないかと思います。
今後もリアルなUXデザインプロジェクトの現場を体験していただけるようなワークショップを開催していく予定です。

今回のワークショップで行ったように企画段階や要件が固まっていない段階でお話をいただいて、調査、プロトタイピング、検証をサポートさせて頂くことも少なくありません。
初期の段階でコンセプトやサービスを検証したい、UXデザインのプロセスをプロジェクトに取り入れてみたいなどご要望がございましたら、ぜひ弊社UXデザインユニットまでご相談ください。


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