1. ホーム
  2. コラム
  3. デザインに効く6つの理論

デザインに効く6つの理論

Webデザイン、建築デザイン、ファッションデザインなど、世の中には様々なデザイン分野が存在しています。デザインときくと「見た目をつくること」と思われがちですが、デザインという言葉には「設計」という意味があり、キチンと「理論」に基いて組み立てていくものです。
デザイナーになって20数年が経ちましたが、何度も自分を助けてくれた「デザインに効く6つの理論」をご紹介したいと思います。

6つのデザイン理論

1.黄金比

黄金比

聞いたことがない人は居ないんじゃないかと思うくらい有名な理論で、人間が最も美しいと感じる比率です。1:1.618または約5:8の比率を指しています。
ひまわりや台風など自然界にも多くみられ、Apple社のリンゴマークが黄金比で作られているのが有名です。
感覚でビシっと決まったなと思うデザインも、後で測ってみると黄金比になっているパターンが多いです。

2.白銀比

白銀比

あまり聞き馴染みのない人も多いかもしれませんが、紙のA版やB版はこの白銀比になっています。1:1.414 または約5:7の比率を指しています。
大和比とも呼ばれ日本の伝統的な建築物など、日本人に馴染み深い比率となっています。

3.色相環

色相環

現在では人間が認識できる色のほぼ限界までコンピューターで表現できるようになりました。この色の数はフルカラー(トゥルーカラー)と呼ばれ約1,677万色もの膨大な数になってしまうため、闇雲に選んでいると良い組み合わせに行き着くまで大変な労力を要してしまいます。
そこで生まれたのが色彩学で、その中でも「色相環」は色の組み合わせをパターン化できる指標として優れています。相性の良い組み合わせと言われるのが「補色」で色相環の反対にある「赤⇔緑」や「青⇔黄」になります。この4色の位置だけ覚えて中間は混ぜた色くらいでざっくり補完する感じでも十分機能します。

4.フラクタル

フラクタル

「図形の部分と全体が自己相似になっているもの」という幾何学の概念で、CGの幾何学模様で見る機会も多いですが、地形や植物の形成アルゴリズムとして自然界でも数多く見受けられます。
黄金比もフラクタルの一種と考えられ、植物のイラストを書く時に枝葉の配置に概念を取り入れる等、いろんな場面で使えます。

5.泡構造(ボイド構造)

泡構造(ボイド構造)

宇宙の大規模構造における銀河や星々の分布構造を示す理論で、「星がたくさん集中している部分」と「ほとんどない部分(ボイド)」があって、泡の表面同士がくっついているような構造になっていることを示しています。
デザインと全く関係がないように思えますが、チラシやバナーで背景に星型のキラキラを配置する場合などに泡構造を意識して配置すると、自然でバランス良く、そして早くレイアウトすることができます。

6.マジカルナンバー4±1(7±2)

マジカルナンバー4±1(7±2)

「マジックナンバー7」で記憶していましたが、執筆にあたって改めて調べたところ現在は「マジカルナンバー4±1」が主流のようで、一瞬で見て覚えるなど人間が短期的に記憶できる限界数を表しています。
WebサイトのUI設計をするときにグローバルナビゲーションの数を5~7などに厳選してユーザビリティを高めるなど活躍の場面が多い理論ですが、こればかりを鵜呑みにしないようにという話もあるので理論武装のひとつの武器ぐらいで覚えておきましょう。

まとめ

「5つの理論」でまとまるとマジックナンバーのオチがついてちょうど良かったのですが…伝えたいことを絞るのってやはり難しいです。

こうやってまとめてみると意外と自然科学や幾何学、色彩学、宇宙物理学、心理学など様々な理論とデザインが密接に結びついていることがわかると思います。
必ずしもデザイン作業にマッチするものばかりではありませんが、ディレクターやクライアントへのデザインの説明に説得力を持たせるためにも覚えておいていただければ幸いです。


■他にもこんなコラムを書いていますので是非ご一読ください。

モバイル時代の高速化ページ新規格「Google AMP」とは?

■コラム執筆者
第3ビジネスユニット アカウントサービス第3ユニット
芳賀 裕一郎

カテゴリ: UXデザイン, Webサイト構築
2017年10月19日

RSS