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WeChatとWeibo(微博・ウェイボー)の活用方法の違い ~大学生に今のWeiboを聞いてみた~




「WeChat」と「Weibo(微博・ウェイボー)」はすでに中国向けのマーケティングの代名詞になっているのはご存知かもしれません。多くの日本企業は中国向けマーケティング、及び中国向けのインバウンドマーケティングに、「WeChat」と「Weibo」を同時活用しています。効果的な施策をするためにも、双方の特徴を抑えておきましょう。

WeChat・Weiboのおさらい

WeChatのおさらい

今までのコラムで、WeChatをたくさん紹介してきたので、詳細は割愛しますが、WeChat(微信)は中国大手IT企業テンセントが2011年リリースしたインスタントメッセジャーアプリです。グループチャット機能、音声、写真、動画、テキストのメッセージなど、様々な機能が整っています。「2017年微信用户&生態研究報告」によりますと、現時点のWeChatアクティブユーザー数は8.89億人に上ってきました。

WeChatについて基本から知りたい方はこちらの記事をお読みになってください。 http://blog.members.co.jp/article/20987 テキスト

Weiboのおさらい

Weiboは中国版のTwitterとも呼ばれ、テキストと画像、動画の投稿が可能なサービスです。Weiboの月間アクティブユーザー数は2016年Q3時点で、2.97億人となっています。詳しいデータは「2016微博用户发展报告」にて報告されています。テキスト http://overseas.weibo.com/

若者のWeChat、Weiboのユーザーのそれぞれの利用特徴と動機

WeChat、Weiboの多数の利用者は18歳から30歳前後となっています。

wechat 2017 data出典:2017 WeChat User Report Is Out!

weibo 2016 data 出典:「2016微博用户发展报告」

今回はメインの利用層である世代の中でも利用が活発である95后(95年生まれ以降)に近い25歳以下の大学生(大学院生)に絞り、WeChat及びWeiboのそれぞれの利用特徴と動機について、インタビューを行いました。95后は例えばWeChatのモーメンツへの投稿割合が他世代よりも高いというデータ「2016微信数据报告发布」があります。

25歳以下の大学生(大学院生)のWeChat利用とその動機について

▼中国の大学校内アンケート調査 (出典:戒琳燕,桂婉舒「大学生微信购物ー基于”使用与满足”的视角」 新闻研究导刊 2015年第10期)
中国の大学校内アンケート調査を参考にすると、WeChatの利用は以下傾向にあります。

  • モーメンツ内の出来事のチェック
  • ニュースの取得
  • サービス・購読アカウントのフォロー
  • オンラインショッピング情報の収集
  • WeChat payの利用
  • 「団購」(共同購入)というサービスの利用
  • 友達発見
  • 最近の自分の出来事と写真のシェア
  • WeChatでの買い物(割引商品の購入)

▼インタビュー
中国の大学校内アンケート調査を参考にしています、大学生(大学院生)はWeChatの利用は以下傾向にあります。

  1. 「友人からのメッセージが来るときに、すぐWeChatを開き、そして、頻繁にモーメンツ(朋友圈)をみる。「最近はこれを見つけたよ」、「ここに行ったよ」と見せびらかす心が少しありながら、撮った面白いものや綺麗な景色などをWeChatでシェアすることはよくあります」(李青阳さん)
  2. 「WeChat内の広告に関して、興味のない情報が多いため、モーメンツ広告はあまり見ません。「推送」(プッシュ)からの公式アカウントからの広告を直接消す場合は多いですが、自分の好みにマッチングしフォローしている公式アカウントからの広告はしばしばチェックしています。」(李竺羲さん)
  3. 「“実用性のある情報(クーポン券など)”をのせる公式アカウントはよくフォローし、そこにあるサービス内容を確認し利用しています。」(李青阳さん)

アンケートやインタビューを通し、WeChat上での行動動機は

  • (1)自分の観点や行動を放棄し、多数者の考えや動きにあわせる心理と、
  • (2) (1)の心理がありながら、自分らしさを表し、周囲からの注目を得たいという感情
    が見て取れました。
  • (2)については、日頃SNSを眺めていれば理解しやすいことかと思いますが、
  • (1)については、日本人と比較すると中国人は特別傾向が強いと感じます。

(1)の心理を表すのに近い言葉が中国にあります。「随大流」と呼び、簡単に説明しますと、”大勢の赴くままに従う”という意味です。詳しくは今後のコラムで触れたいと思います。

25歳以下の大学生(大学院生)のWeibo利用動機について

Weiboに関しては、

  • 最新ニュースの取得
  • 興味のあるコンテンツをフォロー
  • 情報検索
  • 情報のシェア

が主な用途となっていますが、もう少し具体的な行動でいいますと、
ある大学生向けの調査(※)によると、一部の大学生(大学院生)がWeiboを利用しようとする動機は

  1. テレビなどではニュースを発表する時、いつも政府の立場で発表しているが、Weiboでは、個人の視線からニュースや社会事件を見ることができ、別の視点をしれる。
  2. 服、星座などに関する情報、面白い逸話などを見つけ、リツイートできること
  3. 情報を探すには、BaiduやSogouをよく使う人は多いが、その以外のツールでも、情報収集をしたいこと。

であるとまとめています。

※インタビュー調査結果:李鹏生「中国の大学生における SNS(交流サイト)の 選択要因」筑波大学大学院システム情報工学研究科修士論文 2013年 3月

▼インタビュー
Weiboを頻繁に利用しているという人は、徐々に減ってきているように思いますが、そんな中でもほぼ毎日利用している張さんにインタビューをしました。

  • 「Weiboを毎日利用しているのは、情報が多く、新鮮な内容が多いこと、また毎日検索ワードランキング(図)は見ています。それを友達とシェアしています。」

テキスト

出典:Weiboホット検索ランキングより

  • 「ランキングの中では、芸能エンタメ、ホットニュース、お笑い系ニュースも見ていますし、・クラウドストレージにあるドラマや映画の検索もします。」
  • 「また今は基本Baiduの役割も果たしていて、調べたいものはBaiduの前にまずWeiboで調べますが、一方で商品や購入したいものはあまり検索とフォローしていないです。というのも、あまりあてにならないと思っています。偽物が多いし、時々ちょっと商品を見たりしますが、結局それで買ったことはないです。」
  • 「企業をフォローすることは時々あるけれど、フォローしすぎると良い情報が中々出てこなくなるので気をつけています。今はhuawei、資生堂などはしていますが、やはりあまり企業フォローはしていないです。フォローする理由は2つあって、1つは知名度のある会社は一応フォローしておこうと、huaweiなんかはそうですが、実際はそんなに興味は持てていないです。もう1つは面白い、流行キャッチ、イベントキャッチ、につかっています。例えば面白いといえばdurexとか、その他のフォローしている企業はちょっと荒っぽいのが多いかな・・」
  • 「今の若者はWeiboでジョーク、動画、ホットランキングを見ています。」
  • 「Weiboは今Wechatほど使われていなく、特別モノや人をフォローしているひとは少ないように思います、大部分の人はホットランキングを見ていると思います。」

Weiboを活用している企業、インタビューの利用動機と一致した例

利用動機である「服、星座などに関する情報に関心を持っている」という点では、Weiboで星座を活用している企業はいくつかあります。
講談社が発行する女性ファッション月刊誌「ViVi」はWeiboの公式アカウント「昕薇日本季」は星座に関する情報を頻度が高く上げています。現在のフォロワーの数は12万を上回っています。

出典:Weibo 昕薇日本季アカウントより

インタビューでも出ていた人気アカウントdurexの事例
・星座に関する投稿が多い

出典:Weibo durexアカウントより

▼まとめ

Weibo上でユーザーが求めている情報は、商品を調べることを使うこともありえますが、基本はニュースや社会的な事件、今話題になっていること、流行であり、それに合わせたコンテンツであり、かつ面白い内容であることが必要とされます。トレンド以外では、日本も同様だと思われますが、星座からみる性格、男女の考え方の違いといったテーマは変わらず人気です。
根強い人気のあるテーマを書いていくと共に、話題となっているテーマをすぐに執筆、投稿する制作体制が重要です。

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