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『初公開!-メンバーズのデジタルマーケティング支援専任チーム“EMC”を支える人材教育の秘密に迫る』

みなさん、こんにちは!本コラムでは、2016年新卒入社の大江が、新卒スタッフ向けに実施されるメンバーズの「Webディレクター研修」についてレポートします。

メンバーズでは、顧客企業のデジタルマーケティングを支援する専任チーム「エンゲージメント・マーケティング・センター(略してEMC)」を提供しています。
※参考:これからのWebサイト運用 エンゲージメント・マーケティング・センター

このEMCサービスを提供する上で最も大事なものは人材です。今回はそれを陰で支える、弊社教育研修担当の宮坂へのインタビューを掲載し、日頃お客さまが目にされることのない舞台裏を公開します!

web director
※Webディレクター研修座学の様子 @メンバーズ 晴海オフィス ラウンジ


■目次
1.Webディレクター研修の概要
2.インタビュー(1)研修の目的、背景
3.インタビュー(2)教育プログラムの内容ができるまで
4.インタビュー(3)研修の反響
5.インタビュー(4)若手社員への期待

Webディレクター研修の概要

メンバーズでは、「学び”続ける”仲間を増やす」ことを目指して、社内人材育成制度/Members University(新入社員研修、スキル研修、階層別研修)などをはじめとした研修教育プログラムを実施。業務時間の最大10%程度を教育研修に当てています。
近年、インターネット関連市場の拡大に伴うWeb系人材の枯渇は深刻で、弊社のような業態では優良な人材の確保がビジネスの生命線となっています。そういった背景から、メンバーズでは採用と育成に力を入れており、ここ数年は毎年100人規模で新卒を採用し、「3年間の内製教育プログラムで最高クオリティのスタッフを育成し続けること」をミッションとして、全社的に様々な取り組みを行なっています。
今回は、その中でも特に、お客さまとあらゆるプロジェクトを進める上で重要なキーマンとなるWebディレクターのスキル研修プログラムにスポットを当て取材しました。

2016年の下期に実施されたWebディレクター研修は、全拠点合わせて約80名の新人(入社1~3年目)を対象としたもので、座学と実習課題で構成されています。

座学では、講義とワークショップを通して計4時間、Webディレクターの極意について学びます。今回の研修のカリキュラムは下記の通りです。

  • 受託業であるメンバーズとクライアントの関係
  • クライアントはどのような人たちなのか
  • クライアントの戦略とミッションを理解する(Web以外も含めて)
  • メンバーズはクライアントから何を期待されているのか
  • すごいWebディレクターとは何なのか
  • なぜみんながすごいWebディレクターになる必要があるのか
  • 問題解決力とは
  • 課題発見
  • 情報収集能力と整理
  • 課題解決と施策立案

 

実習課題は、現存するクレジットカード会社のランディングページを題材に、企画立案からワイヤーフレームの作成といった改修提案が全3回。
その企業のコンセプトやキャンペーンのターゲットを考え、どういったストーリーで何を伝えるのかを明確にするという、メンバーズのWebディレクターにとって最重要とも言える作業を体験します。日頃の業務も多種多様な若手社員の十人十色な回答は、宮坂によりひとつひとつ添削、フィードバックされて合否が決まります。
事前の研修を通して学んだマインドやポイントを踏まえて課題に取り組むことが出来るように設計されています。

このWebディレクター研修は、いわゆる技術的なスキル以外の体系化しにくいディレクションスキルについて、通常の業務と並行しながら約2ヶ月間で効率的に学べるものとなっています。
私自身も一受講者として参加しましたが、ここにメンバーズのサービスを支える秘密があると感じました。本研修を担当した弊社宮坂に講義内容のポイントや思いについて聞いたので、ここからはインタビュー形式でその内容をご紹介していきたいと思います!


1.本研修の目的や背景について教えてください。

昨今どの企業もデジタルマーケティングに取り組んでいる中で、デジタル業界の仕事、Webディレクターの仕事は、様々な場面で必要となっています。それに加えて、デジタル業界の人材は、ゲーム制作会社などとも取り合いになります。引く手数多のWeb人材を確保するのが難しくなってきているのが現状です。
そうした中メンバーズでは、高スキル人材の中途採用型から、新卒を採用して徹底的に育成していこうという育成型への方針転換が起こりました。それにより、6年ほど前までは2、3名程度しか新卒を採用していませんでしたが、ここ数年は新卒を多く採用し、2016年の実績で約100名迎え入れています。

そういった背景から、当然今後教育に一層力を入れることで若手の早期戦力化を図ることが、経営計画上とても大事なミッションの1つになっています。人事主導だけでは教えられない、実際の現場に即した、例えばお客さまへの対応や、効率の良い進め方、ミスの減らし方などを研修として取り入れられるようにするために、2016年の下期から教育担当を任命されて行っています。

その「現場型」という発想は、なぜ生まれたのですか?

入社して半年~2年半くらい経ってある程度仕事が分かってきている新人たちに対して、もう一度「ディレクターの仕事ってなんなんだろう」「メンバーズはどういったポジションでデジタルマーケティングを支援しようとしているんだろう」、何よりも、「僕らのクライアントはどういうことを考えていて、僕らはどんな支援をすべきなんだろう」ということを改めて学ぶ機会があったほうがいいと考えて、今回のような研修を行っています。


2.今回のような教育プログラムの内容は、どのように企画、検討しているのですか?

内容についてはものすごく悩みました。一般的なWebディレクターの教育というと、参考書にあるような内容をただ教える感じになってしまいます。
そうではなく、僕らのクライアントが必要としているWebディレクターとはどういうものか、今メンバーズにいるWebディレクターたちがもっと伸ばさなくてはいけないところはどこか、というのを考えて今回の研修内容は作成しました。
マーケティングのストーリーを理解してもくもくと制作していくことはもちろん僕らの大事な仕事ですが、お客さまが求めているのはそれだけではありません。例えば、急遽お客さま側で方針変更が起こって、全部やり直しになることもあります。そういうことに僕らが対応するためにはどうしたらいいのか、というのが大事なので、集合研修ではそういったシチュエーションでのワークショップを実施しました。

実習課題では、企画・設計・提案を学べるようになっています。これは、研修受講者向けの事前アンケートの結果、日々の業務であまり慣れていないという意見が多かった部分です。
しかしながら、お客さまから期待されているのは、言われた通りに制作するだけということではありません。エンドユーザーの考えや、それに紐付いて商品やサービスの選択・購入・導入のモチベーションがどう変化するか、といったストーリーを考えることと、その上で、Webサイトや実際のページでどうすべきかを、メンバーズの社員から自発的に提案されることを、クライアントは望んでいるはずであると考えています。
若手社員が実際なかなか出来ていないけれど、クライアントは求めている、という部分を徹底して課題に組み込みました。

もうメンバーズに在籍して10年目くらいとなりますが、その前に、受託会社とかコンサルタントに仕事を頼む側にいたのが15年間で、長く実業側にもいたので、お客さま側が何を望んでいるかは自分なりにわかっているつもりです。そこに加えて更にメンバーズで、クライアントが本当は言われたことだけではなくそれ以上のことまで求めていることも実体験としてわかっています。

メンバーズのEMCという運用サービスは、お客さまのビジネス成果をWebやソーシャルメディアの活用によって実現するサービスです。それならば、ディレクターに限らずそういうところに対応出来るスタッフをもっと増やす必要があるので、今回の教育カリキュラムは作りました。


3.研修の反響について

―研修後のアンケートでは、受講者の97%が「有意義であった」と回答していました。コメントには「広い視点からディレクターという仕事について知る事が出来た」「クライアントとの接し方について考え直す良い機会となった」「現役バリバリの凄腕ディレクターの話が聞けたことはとても励みになった」などの感想がありました。
ディレクション業務をまだ担当していない私にとっても、Webディレクターというやや抽象的な役割の本質を理解することが出来る貴重な機会でした。その上で、ワークショップで実際に判断や対応のシミュレーションをおこない、Webディレクターの難しさも同時に体感出来たという意味でも、大変勉強になりました。

こういった感想を聞いていかがですか?

受講した若手社員たちからは「勉強になった」という声が多く、彼らの先輩社員たちからも、「うちのスタッフ、勉強になったって喜んでたよ」と言われて、良かったなと思いました。
ディレクターとしての能力を高めるということも半分はありましたが、それだけでなく「そうなんだ、ディレクターってこうなんだ。よし、俺頑張るぞ!」と若手のみんなのモチベーションを向上させるためには何を話せばいいか、そこを結構深く考えたつもりです。

―実際に提案書の中に「サイトの課題」などを盛り込んでみたら、先輩に「ディレクター研修の成果が出てるね!」と褒められたりもしました。

「自分はこれでいいのかな?」という悩みや不安がみんなあります。そういう気持ちは誰でも持っていると思いますが、学び続けることが大事です。
採点も、減点法にしたら簡単ですが、それではみんなのモチベーションが上がらないだろうと思い、時間はかかりましたが、全員分の回答をじっくり見て、加点方式で赤ペン先生のようにポジティブなフィードバックをしています。フィードバックが楽しみ、嬉しいという声もありました。
同じ業界の方からも、「メンバーズは本当に教育に力を入れているね!」などとよく言われます。


4.研修を受講している1~3年目の若手社員は、メンバーズのこれからを担う存在でもあります。教育担当として、若手社員に対する期待などはありますか?

「何年目までにはこういうことが出来ていないといけない、そのためには何を教育しないといけない」というロードマップのようなものがまだまだ出来ていないので、少しずつ整備していきたいです。今後も引き続き、毎年新人をたくさん採用するので、2年後3年後にどう育っているかという点をしっかり考えなくてはいけないと、他の教育担当者ともよく話し合っています。
まるで学校の教育のようなことを内製で行う、内製で、というのがポイントです。
現場で実際に仕事をしている人達が教育していく、という仕組みこそが、作らなくてはいけない教育体制なのではないかと考えています。

研修で話した、「クライアントを彼女だと思え」と「クライアントの価値や地位を上げるのもある意味ディレクターの仕事」のようにクライアントと付き合えることが大事だと思っています。
そういうWebディレクターにみんなが育っていってくれたと思うので、これからの活躍も楽しみにしています!


以上、教育担当宮坂へのインタビューでした!

メンバーズのWebディレクターの特徴を一言で表すと「おもてなし力」の高さ、ではないかと思います。それは、お客さま、パートナー、プロジェクトのチームメンバーなど関わっている全ての人たちが、スムーズに気持ちよく仕事が出来るように考えて動くスキルです。そして、メンバーズのEMCの強みでもある、お客さまとのコミュニケーションや良好な関係構築は、実際に「おもてなし力」を発揮している現場の先輩方からの教育があってこそ。一般的なWebディレクターの業務だけではなく、メンバーズで運用支援に携わるWebディレクターの実体験に基づいた、リアルで実践的な研修プログラムを学ぶことで、お客さまに価値を提供出来る人材へと育成されていきます。

デジタルマーケティング支援専任チーム“EMC”の強さの秘密は、「現場型の本気の教育」にありました!

メンバーズでは、クライアントを深く理解し、デジタルマーケティングの価値向上を実現出来るディレクターを、今後も現場型の教育で継続的に育成し続けて参ります!


※実習課題採点中の宮坂
※実習課題採点中の宮坂

宮坂興基

2007年入社/プロデューサー/教育担当

長年の運用支援の経験から、お客さまのWeb運用を安定・強化していくための課題解決などを行う。

また、新規顧客へヒアリングをし、マーケティング支援の提案活動も。
2016年度からは若手の教育にも注力しており、今回の研修ではディレクターの教育を担当。


■関連リンク
メンバーズのWebサイト運用/デジタルマーケティング支援についてはこちら!

カテゴリ: Webサイト運用運営
2017年03月24日

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