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訪日タイ人にはFacebookのチェックイン機能が必須!?タイ人の日本旅行記から学ぶ~訪日外国人インタビュー第3回~

こんにちわ!現在、メンバーズのタイ拠点にて、訪日インバウンドマーケティングの担当をしている浅井です。今回は、ゴールデンルートを中心に、初めての家族旅行を日本で過ごしたタイ人女性のNantaporn Lekさんに日本旅行の話をたずねました。

【Nantaporn Lekさんのプロフィール】
バンコク近郊にあるチャチューンサオ県にて、家族経営でもあるお米メーカーの会社で働いています。現在は事業開発やマーケティングを中心に活動。日本旅行は今回で3回目。過去に姉と一緒にバックパッカー旅行で2回訪日しています。


1. 今回の旅行の背景を教えてください

今回は、家族旅行(計8人)で、日本の静かで、自然のあるところ、日本の歴史を感じることができるところ(お寺、神社など)を訪れて、リラックスしたい、という両親のリクエストに合わせた旅行でした。というのも、私の両親は、何度か日本に来たことがあり、東京は騒がしい場所という印象が強く、今回はゆっくりした気分で旅行したいということでした。

浅井コメント:他のタイ人でも家族旅行の場合は、両親の判断がキーポイントになるようです。


2. 今回の旅行日程を教えてください。

5月11日~25日の2週間の旅行でした。私の家族は、ファミリービジネスを営んでいるので、お休みはとりやすいので一般的なタイ人旅行者が少ないであろうこの時期を選びました。でも、実際には訪れた観光地のほとんどが中国人旅行者でいっぱいでしたが。。。
以下が、今回の旅行ルートです。
・東京⇒栃木(日光、足利)⇒高山⇒京都⇒大阪⇒バンコク

日光での目的は、自然散策、日光東照宮、足利フラワーパークで藤園を見ること。高山で日本の古い街並みと食事、そして白川郷に行くこと。そして、大阪ではUSJに行くことでした。

浅井コメント:花を見るために日本へ行く、というタイ人友達が非常に多いですね。例えば、藤園はとてもタイ人に人気があり、福岡にある河内藤園に行きたがるタイ人が続出しています。(私は福岡の河内藤園に昨年行ったことをタイ人に話すと、何度もタイ人に情報を聞かれました。)ちなみに、足利フラワーパークの藤園のサイトはタイ語対応もしています。

▲日光での自然散策と岐阜県・白川郷の合掌作り

3. どうやって日本旅行の情報を調べましたか?

まず情報収集し始めた時期ですが、実際の旅行の3カ月前に航空券を*TIFで購入してから、旅行先をプランニングし始めました。
*TIF:タイ現地で行われる旅行博で、通常よりも安い価格で航空券が購入できるためタイ人に人気の旅行イベント
おおまかな旅行先を選ぶときは、Pantipを使ったり、友人のFacebookのチェックイン、そして、友人に尋ねていました。
詳細な旅行先について、ホテルは、booking.comを使って予約。(場合によっては直接ホテルサイトで予約)。食事は、Wonnai(タイ版食べログ)でチェック。観光スポットやローカル情報などの詳細は、友達に直接聞いていました。(タイ人と日本人友達の両方)

・日本のインバウンドメディアは使いましたか?
日本のインバウンドメディアについてですが、基本は見ません。理由は数がありすぎて、どれを選べばよいかわからないからからです。たまたまタイ人友達からJapan ListというFacebookページを紹介してもらい、さらっと見た程度です。ポケットブックも少し見ました。(最近タイ人の間では、各土地のニッチな情報を深く知ることができるという理由で流行っています。)▲ポケットブックは、香川や東京をタイ人ライター独自の視点で紹介している

・それでは、現地情報はどうやって調べたのですか?
基本的には、事前に細かく調べていません。現地情報は、宿泊先のホテルに置いてあるチラシやフリーマガジンやホテルスタッフに直接聞いていました。私たちは、彼らがその周辺のことを一番知っていると思っていますし、一番効率が良いと思っていたからです。ちなみに、高山に行ったときは、現地にいる個人ツアーガイドを雇い(1ヵ月前に知人紹介)、高山を案内してもらいました。現地で食事情報を知りたいときは、食べログを使っていました。英語の表記があるページも見たし、日本語のみのページでも評価スコアと価格を参考に場所を決めていました。

浅井コメント:情報収集でFacebookを使うときに一番重視してるのは、友人のチェックインだそうです。現地のメディア(pantip)やFacebookを除くと、基本は直接友人に尋ねることが多いようです。実際に、彼女から何度も質問をされましたし、他のタイ人からもよく質問を受けています。時に、私がいくつかのサイトを紹介する、というケースも。。。
ちなみに、上記で話が上がったポケットブックは、私の友人夫婦(タイ人)が編集・出版し、彼らがバンコクで経営している雑貨店(Happening Shop)で販売されています。ここの雑貨店では、日本関連の書籍や商品が所狭しと並んでいます。


4. 日本旅行で感じたこと(印象)を教えてください。

良かった印象は、食べ物が素晴らしく、日光と高山の街の雰囲気はとても穏やかでざわついておらず最高でした。日光では日光東照宮が印象的でしたが、JR日光駅で販売されていた塩まんじゅうがとてもおいしかったです。高山では、朝市や白川郷で日本の文化や歴史に触れることができ、飛騨牛を食べた後に、高山の夜の街並みを散策したのはとてもすばらしい経験でした。
日本各地に行く交通機関が、タイや他の国と比べてアクセスがよいので、とても快適に移動ができました。

▲飛騨高山の街並み

困ったことは、ホテルに関わることです。
大阪でホテルの予約が難しかったことです。両親の希望もあり、心斎橋周辺のアクセスが良く、ショッピングがしやすい場所のホテルを予約したかったのですが、他の国の観光客が多い影響でホテルの価格が高く、かつ満室になっていました。なので、ホテル探しを日本の友達に助けてもらいました。また、各ホテルに、チェックインが遅れることを伝えたかったのですが、直接の問い合わせ先がホテルのサイトになく、連絡できずに不便に感じました。最終的には日本の友達にお願いして事なきを得たので良かったです。

浅井コメント:現地のマス媒体の英語表記が必要になのは当然ですが、ホテルのサイトなど、訪日外国人が必要としている部分に英語対応ができていないというところは、今後の改善ポイントかもしれません。こちらも、実は私が彼女のホテル予約を手伝ったのですが、予約サイトの言語化の必要性を感じました。場合によっては、私がタイ人の友達に代わって、日本語でホテル予約するケースもありました。

5. タイにいる親戚・友人へのお土産について意見を聞かせてください。

日本で買うお土産については、事前に調べることはしませんでした。旅行中の荷物になりますし、帰国前の空港でタイ人がお土産として好む食べ物をまとめて購入できるからです。今回は帰りが関西空港だったので、じゃがポックルを購入しました。東京からバンコクに帰るときは、東京バナナを購入していました。お土産の予算は特に決まっておらず、お土産を配りたい人数分、もしくはみんなにくばれるようなものを購入します。▲タイ人に人気のあるじゃがポックルは、北海道だけでなく関西空港や羽田空港でも買えるようです。ちなみに、ジャガポックルのサイトは英語対応しています。

ちなみに、自分のおみやげには、高級品やブランドものではなく、自分が気に入ったものとして置物を買いました。家族からは「なんでそれ?」といった冷ややかな目で見られていましたが。。。
こちらのオウムは、姪っ子と遊ぶおもちゃとして最適、ということで購入しました。

浅井コメント:私が、日本に一時帰国する際にタイ人にお土産を尋ねると、大体がお菓子、という声を耳にします。とくにじゃがポックルや東京バナナは、常に人気で彼らにお土産として持っていくといつも喜んでくれますね。▲お土産に購入した合掌造りとオウムの置物(このオウム、声が出るようです。)

6. 日本から帰国後、日本旅行の思い出はどうされていますか?

タイで友達に会ったときに日本旅行の話をすることが多いですね。やはり私の周りの友人も日本に行く人が、昨年から非常に増えていますので。その後、彼らは私のFacebookの旅行中のチェックインを見て、自分たちの日本旅行の情報収集をしていますね。

浅井コメント:タイ人は情報をGoogleでいきなり検索をしない方が多いという特徴があります。Facebookで情報を友人のタイムラインから収集していることをよく聞きます。最初のコメントでもありましたが、チェックインが一つの情報収集の方法となっているため、タイ人の集客を考えられている方々は、Facebookページのチェックイン機能を確実に設定することは必須ですね。

Facebookで日光の塩まんじゅう屋をチェックイン

▲この旅でお気に入りの塩まんじゅう屋をFacebookでチェックイン


7. まとめ

・タイ人の家族旅行では両親の意見が尊重される(中国では女性人の意見が尊重?)
・訪日旅行したタイ人のFacebookチェックインをタイ人は情報収集の一部として活用
・全体的に訪日タイ人は、旅行中の細かい決めごとは訪日中国人と比べて、さほどしていない(訪日中国人の場合は、詳細なやること・買い物リストがある。)

前の記事「訪日中国人は買い物を真似る?【中国人お母さん、育児前の沖縄旅行】~訪日外国人インタビュー第2回~」


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■コラム執筆者

浅井 良平(あさい りょうへい)
米国の大学院卒業後、2013年にメンバーズ入社。現在は訪日インバウンド事業部署に所属し、タイのバンコク赴任し、タイ中心にアジア全域の訪日インバウンド施策に従事。これまで、国内大手企業のソーシャルメディア・オウンドメディアの企画や運用、留学や海外での就業経験を活かし、SNSを中心とした様々なグローバルプロジェクトに携わる。

 

カテゴリ: インバウンドマーケティング
2016年08月31日

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