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正しく説明できますか?アクセス解析でよく使う基本指標[PV(ページビュー)・セッション・UU(実訪問者数)・直帰率・離脱率](Webサイト運用テクニック)

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一般的なアクセス解析ツール(Google Analytics、Adobe Analyticsなど)で使用されている以下の指標を正しく説明できますか?

  • ページビュー数(PV)
  • セッション数(ビジット、訪問回数)
  • ユニークユーザー数(UU、実訪問者数)
  • 直帰率(バウンス率)
  • 離脱率

今回は良く利用されるこの5つの指標について、データの取得方法と計算方法をGoogle Analytics、Adobe Analyticsと比較しながら解説していきたいと思います。

前提として、アクセス解析ツールは”誰が”、”どこから”、”どこに”、”どれくらい”、”なにをしたか”などの行動を知ることができますが、”何を考え”行動に至ったかという因果関係や心理は知ることが出来ませんのでご注意ください。


ページビュー数(PV)

PV

Google Analytics
ページビューとはブラウザにページが読み込まれる(再読み込される)ことです。ページビュー数は、閲覧されたページの合計数として定義される指標です。
Adobe Analytics
サーバーコール※1が送信されるたびに、ページビューがカウントされます。この指標は、ページビューのインスタンス※2の合計を表します。

※1.サーバーコールは「ヒット」または「イメージリクエスト」とも呼ばれます。サーバーとのやり取りが発生した回数です。

※2.インスタンスは変数に対して特定の値が設定された回数のことで、特定のプログラムが実行された回数です。

どちらもページが読み込まれるたびにカウントしていることがわかります。
ただ、カウントされるタイミングにいくつかの種類があることに注意してください。

  • ページが表示されたとき
  • リロードされたとき
  • 戻るボタンで戻ってきたとき

※戻るボタンについては、アクセス解析ツールの仕様によって必ずしもカウントされるわけではありませんのでご注意ください。

また、ページビュー数は1つのページだけでなく、サイト全体など複数のページの閲覧数の合計としても使用されます。


セッション数(ビジット、訪問回数)

セッション

Google Analytics
セッションとは、特定の期間にウェブサイトで発生した一連の操作のことです。
Adobe Analytics
1 回の着席※1での一連のページビュー。

※1.ブラウザを開いて初めて当該ページを訪れたときのこと。

どちらも共通して特定の期間にサイトに訪問した回数としてカウントされています。
そして、セッションが切れるデフォルトの基準も両者に共通している部分があります。

  • 午前0時(1日の終わり)
  • 30分間の無操作状態
  • 参照元の変化

例えば、3月12日 23:50 ~ 3月13日 0:15の時間帯で、あるwebサイトを閲覧していたとすると日別レポートにおいては以下のようにカウントされます。

セッション class=

また、ツールによっては月合計で上記の訪問をまとめて1カウントと扱う場合があります。
以上のことから、各レポートで見る日別のセッション数の合計(手計算)と、ツール側で算出してくれる合計値に違いが出ることがあるので注意が必要です。
30分の無操作状態というのは最後の操作から30分が計測されるので、新しい操作をするたびに更新されます。

※Google Analyticsは無操作時間を調整することができます。

※Adobe Analyticsにはほかにもサーバー負荷を防ぐための基準がいくつか設けられていますが、詳しくはAdobe Analyticsヘルプをご確認ください。

訪問 – Analytics ヘルプとリファレンス


ユニークユーザー数(UU、実訪問者数)

UU

Google Analytics
お客様のサイトやアプリを閲覧または操作したユーザーの数が表示されます。
Adobe Analytics
実訪問者数は、指定された期間中に Web サイトにアクセスした、重複を除外した(1 回だけカウントされた)訪問者の数を表します。

どちらもcookieによって判別しています。なのでcookieを無効にされると正確に計測できなくなる恐れがあります。
ユニークユーザー数はスマートフォンアプリなどの指標によく利用されるDAU(Daily Active Users)やMAU(Monthly Active Users)などにも応用されます。
また、ユニークユーザー数の注意する点としては、ユニークユーザーの数と実際の訪問者数が一致しない可能性があるということです。
なぜかというと、UUは別デバイス(PCとスマートフォンなど)で閲覧した人を2人とカウントする仕様のためです。また、別ブラウザで閲覧した場合にも同様に別カウントされます。
以上のことから、クライアントに説明するときは注意しましょう。


直帰率(バウンス率)

バウンス

Google Analytics
直帰率とは、1 ページしか閲覧されなかったセッションの割合です。
Adobe Analytics
単一のヒットを含む訪問の割合を示します。

直帰率は以下のように算出されますが、バウンス率を理解するためにはバウンス数・入口数という概念を理解しなければいけません。

直帰率 = バウンス数/入口数

バウンス数
1回の訪問で、ページ遷移やビデオなどのイベントをせず離脱した数
入口数
当該ページが訪問の入口となった数

この2つの指標を計算することによって直帰率を算出することができます。
また、直帰率に似た指標として離脱率がありますが、離脱率はページビューの合計のうち、そのページがセッションの最後のページになった割合なので、以下のように計算できます。

離脱率 = 出口数/ページビュー数

出口数
当該ページがセッションの最後のページなった数

直帰率が1ページだけ見て離脱することに対し、離脱率は訪問の最後のページになった割合になります。また、母数も異なるため直帰率と混同しないように注意してください。


まとめ

ツールによって定義の方法に若干の差異があるにしろ、5つの指標の取得方法はGoogle Analytics、Adobe Analyticsの両者ともほぼ変わらないことがわかりました。
また、誤認しやすい値や間違えて覚えてしまっていた指標などの再確認をできたのではないでしょうか。
また、アクセス解析ツールには、”どこから”来たのかが分かるリファラーや”誰が”が分かるデバイスタイプ、一定の条件で数値をフィルタリングするセグメントという概念など、たくさんの指標や概念があります。
こうした定量的な指標を理解することによって、新しい指標を生みだしたり、チームで議論出来るようになるなど、さまざまな恩恵を得られるのでぜひ活用してみてください。

参考リンク
アナリティクス ヘルプ
Analytics ヘルプホーム

■コラム執筆者

BU1-1 小嶋景人

カテゴリ: Webサイト運用運営
2016年09月26日

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