1. ホーム
  2. コラム
  3. アジアだけじゃない!? 増える欧米訪日客の現状と効果的なアプローチ方法とは?

アジアだけじゃない!? 増える欧米訪日客の現状と効果的なアプローチ方法とは?

流行語大賞にもなった「爆買い」ですが、買い物だけが訪日外国人の楽しみではありません。ショッピングをメインの楽しみにしているのは、アジア圏の訪日者がほとんどです。では、その他地域の方々はいったい何を求めて日本にやってくるのでしょうか。
アジア人の次に訪日観光客が多い欧米人の目的、また、そんなの欧米人への効果的なリーチ方法を今回は探ります。

目次
訪日目的「買い物」はアジア圏
欧米人の滞在目的
どうアプローチする?
SNS×オウンドメディア


訪日目的「買い物」はアジア圏

2015年、訪日外国人数は1,900万人をゆうに超え、すでに2020年目標の2,000万人にあとちょっととなりました。皆さんもご存じのように「爆買い」という言葉が流行語大賞になりました。しかし、買い物だけが訪日外国人の楽しみなのでしょうか?
訪日外国人の旅行消費額をのぞいてみましょう。

費目別にみる訪日外国人旅行消費額(国籍・地域別)

中国人の日本滞在中支出のうち、60.0%が買物代となっています(図表2-9、右側)。その他アジアの国・地域では買物代が占める割合が支出の1位となっているところがほとんどです。
一方、欧米圏に目を向けると、宿泊料金、飲食費、交通費が1~3位となっている国が多く見受けられます。これは、アジア圏に比べ滞在期間が長い事もあげられますが、訪日の目的がショッピング以外にあるためです。

では、欧米人は一体何を求めて日本へやってくるのでしょうか?

欧米人の滞在目的

訪日前にもっとも期待していた事

上のグラフは、国籍・地域別の訪日外国人が訪日前にもっとも期待していた事(単一回答)です。前章の消費額の違いから、アジア圏・欧米圏で別々に出し、傾向が分かりやすいようにしてみました。

両地域とも、「日本食を食べること」が1位となっています。さすが、和食。世界無形文化財遺産となっているだけありますね!
左右で大きな違いがみられるのは、「日本の歴史・伝統文化体験」と「日本の現代文化体験(ファッション・アニメなど)」で、欧米圏がアジア圏に比べ圧倒的に多くなっており、これらは欧米圏の「もっとも期待していた事」第3位、第4位となっています。
こうして、欧米圏の1位~4位を見てみると、「日本食」、「自然・景勝地観光」「文化体験」と、共通して日本にしか無いもの、日本らしいものに触れる機会を欲していることが分かります。

ここで、自分が海外旅行をした時のことを思い出してみてください。最初は、有名な都市、有名な観光地を訪れ、付近のレストランに立ち寄る・・・これが基本ですが、2度目となるとあまり普通の観光客が知らない場所や地方、絶景、穴場、ローカルのレストランを訪れてもっとその国をあじわいたいと思いませんか? 個人旅行が大半を占める欧米人は、初回からそれらを欲しているようです。

そんな欧米人に「うちの商品こそ」、「お店こそ」とアピールをしていきたいところですが、どうすれば効果的に欧米旅行客に知ってもらえるのでしょうか。


どうアプローチする?

世界的にSNSの利用率・またそれに費やす時間は年々増加しています。
アメリカ ピュー・リサーチ・センターによると、アメリカでは72%の成人インターネットユーザ/全成人人口の62%がFacebookを使っており、4人に1人がInstagramやPintarestも使用しています。
また、モバイルオンリーユーザも増加傾向にあり、実際、アメリカではブロードバンドの契約が2013年をピークとし、減少の傾向にあります。モバイルでのSNSに費やす時間が増えているようです。
欧米人への認知拡大を行うにはSNSは最適な場所といえます。

ここで、アメリカ、イギリス、オーストラリアのSNSランキングを見てみましょう。
米国、英国、オーストラリア、SNSランキングトップ5
(出典:Alexa)

アメリカにPinterestが入っている以外は、どの国も似たようなランキングとなっています。
まず1つ始めてみよう、力を入れて取り組んでみようということであれば、ターゲットユーザや目的、条件にもよりますが、Facebookまたは、ユーザー数伸び率の高いInstagramを活用していくのが良いのではないでしょうか。


SNS×オウンドメディア

SNSの良い所は、気軽にだれでも投稿ができ、シェアがしやすく拡散されやすいことですが、ポストはすぐに流れていってしまいます。また、文章が長くなりすぎると、レイアウトを細かく決めることができないため読みにくいですし、「もっと読む」と出てしまい、そこを押さないと内容が表示されません。

そこで用意したいのが、オウンドメディアです。既存のウェブサイトに作る、新しく立ち上げるは問いませんが、紹介したい場所や物を紹介するコンテンツが集まったページを用意します。SNS側は入口として、更新時のお知らせや、興味喚起をする場として利用し、オウンドメディア上で魅力的な写真などを使い詳しく説明すると、読み手にとっても見やすく、分かりやすくなります。
また、そういったページを作ることで、SEO対策にもなり、検索流入も期待できます。

ANAオウンドメディア IS JAPAN COOL?

効果的にSNS×オウンドメディアを活用している企業として、ANAがあげられます。
上記画像は、ANAのグローバルFacebookの投稿とIS JAPAN COOL? のキャプチャーです。ANAのIS JAPAN COOL?では日本独自の文化や魅力あふれる土地などを辞典のように紹介しランキング化しており、DESTINATIONSのコーナーでは都道府県ごとに、観光地、イベントや料理などを紹介しています。Facebookでページ紹介・更新内容をリンク付きでポストし、集客を行っています(画像内ピンク下線)。

記事例としてNEBUTA(画像右側)をあげていますが、大きく綺麗な写真を織り交ぜ、ねぶたの紹介を行った後、ページの最後に購入ページへのリンクバナーを配置しています(画像内黄色枠)。NEBUTA記事以外もそうですが、東京や大阪、京都以外にも「スゴイ」「行ってみたい」と思える魅力的な場所・物があることを紹介して、読者に「行ってみたいな」と思わせています。そして、そこに行くには移動手段の1つとして飛行機があり、スムーズに自社チケット購入導線へ誘導できています。外国人向けのキャンペーン料金設定もつくり、購入を促しています。
記事を読み、「そこへ行ってみたい」と思った読者にとっては、地方に行くお得な交通手段を知れ、ありがたい、役立つ情報になっています。

と、いうことで、今回は欧米人が日本に何を期待してやって来ているのか、また、そんな欧米人へのリーチ方法はSNSとオウンドメディアのかけ合わせが重要であることをお話ししました。
訴求したい商品、細かいターゲットにあったメディアを利用する事で、Web施策を効果的に行っていく事が必要です。
メンバーズではインバウンドチームを発足し、今回ご紹介したSNS、オウンドメディアをはじめとした訪日外国人向けWeb施策支援を行っております。是非ご相談ください。


■関連リンク
メンバーズのインバウンド(訪日外国人)向けWEB施策のサービスです。
ご興味がある方はお気軽にお問い合わせください。

メールでのお問い合わせ

■コラム執筆者

脇元 麻美 (わきもと まみ)
ECサイト運営、Webサイト・アプリ検証を経て、2014年メンバーズへ入社
現在、訪日インバウンド事業部署(第2ビジネスユニットアカウントサービス第12ユニット)に所属

カテゴリ: Facebook, Instagram, インバウンドマーケティング
2016年03月31日

RSS