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中国では文字をこう見せる!タイポグラフィーに見られる特徴

中国のバナー広告や、WEBサイトを見ていると、デザイン上での文字の使い方に特徴が見られます。同じ漢字文化圏と言えど、日本ではあまり見られない文字の見せ方が、広く一般的に使われている傾向があるようです。
本記事では、中国のバナーでどのように文字が使われているか、日本と比較しつつデザイナー視点でご紹介したいと思います。中国語圏向けにバナー広告等をお作りになる際の参考になれば幸いです。


漢字のみの中国語。文字をどのようにデザインするのか

日本では、日本語だけでなく英語も用いることでデザイン性を上げるということも多いです。
一方、中国のバナーを見ていると、母国語内の多様なフォントが使われています。日本語でいう明朝系、ゴシック系フォントの組合せだけでなく、筆文字フォントも同時に使われていることがあります。

図1

図1は広告代理店の広告です。こういったバナーのデザインをする上で、日本では一般的に、一つのビジュアル内に複数のフォントを併用しない方が良いと言われています。この例は少々古く極端な例ではありますが、中国のバナーをみると多様なフォントを用いている例も少なくありません。良し悪しは別として漢字を最大限に活用することでデザインしようという趣向が見えてくるのではないでしょうか。

 

では、中国の最近のバナーでは文字の見せ方にどのような傾向がみられるのでしょうか。

中国のWEBサイトでは、タイポグラフィーとして作成された装飾文字を日本より多く見かけます。中でも頻繁に目にする2つの表現方法をここではご紹介します。


1.隣接する文字の一画を繋げる

隣り合う文字の一画を繋げて一体化する表現はとても多く見られます。

図2

図3

図4

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この表現では、図4のように文字の足部を直線的に結び、文字がやや斜体になっているものが多いです。
また図2のように円を描きながら文字と文字とが繋がることで、一般的に円で構成されることのない文字に円が造形として加わります。これにより柔らかさや可愛らしさといった印象がプラスされ、商品のトーンにも合った表現になっています。


2.文字にデザインを加える

ロゴに装飾的なタイポグラフィーが使われることはごく自然なことですが、中国ではそれに加え、ロゴではないコピーにもタイポグラフィーが見受けられます。(例:図5)
また、図6のように、タイポグラフィーがビジュアルを成立させているものもあります。

図5

図6

こういった装飾表現を用いると、手を加えない文字に比べて可読性は多少劣るかもしれません。しかしそれよりも、ユーザーの目を引くことの方が中国では重要視されていると言えるのではないでしょうか。
文字を単なる伝達ツールとしてとらえるのではなく、文字そのものに造形美を見出してきた中国ならではのデザインなのかもしれません。


最後に

donki
こちらはドン・キホーテの中国語サイトにあるバナーです。上記2つの特徴を取り入れたデザインが施されています。これらの表現はドン・キホーテの日本語サイトには見られないデザインなので、中国で一般的なのバナーの作り方を意識して作成したものだと考えられるでしょう。また、上記2つの手法は、中国の様々なロゴにも多く用いられています。中国人向けのサイトやバナーのデザインにこの2つの表現を用いることで、ターゲットユーザーにとってより馴染みのあるデザインを作成することができるのではないでしょうか。


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■コラム執筆者

河瀬茜音 2015年、株式会社メンバーズ入社。部署:第3ビジネスユニットアカウントサービス第10ユニットに所属。国内大手EC企業様向けバナーデザインや、外資系企業様のキャンペーンページプランニング・制作に従事。

カテゴリ: インバウンドマーケティング
2016年02月29日

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