1. ホーム
  2. コラム
  3. 素敵なおうち建てます!Web界の大工さんの気持ち「コーダーとは?」

素敵なおうち建てます!Web界の大工さんの気持ち「コーダーとは?」

コーダーって?

こんにちは。新米コーダーの田原です。
突然ですが「コーダー」という言葉をご存知でしょうか?
では「ディレクター」「デザイナー」はどうでしょう?詳しい内容はわからずとも、少なからず職種のことだろうと見当がつくと思います。実は「コーダー」もその職種の一つなんです。
コーダーの主な業務は、呪文のようなソースコード(html,css,js)をひたすら書いていくことです。デザインをする人はデザイナー。ソースコードを書く人はコーダーと考えていただくと、より分かりやすいと思います。

ここでサイト作りの工程を建築に例えてみましょう。
まずクライアントから、「平屋にするのか?」「二階建ての庭付きのお家を建てるのか?」等の要望を聞き、スケジュールを立てていく必要があります。ここの役割はディレクターと呼ばれる人が担っています。スケジュール通りに作業を進めていくように制作陣に指示を出すのが主な仕事です。
次に、クライアントの要望を実現していくための設計図が必要です。壁や床の色などの装飾はもちろんのこと、利用者がどのような流れで動くかを想定し、短時間で目的の場所まで辿り着けるように動線(導線)を設計します。ここの担当はデザイナーと呼ばれる人たちが担っています。
そして、実際に人が住める家を作っていく人、いわゆる大工さんのようなポジション、それがコーダーと呼ばれる職種になります。こうして見てみると「意外と大事なポジションじゃないか!」ということがお分かりいただけると思います。
どうしてもデザイナーの華やかさに隠れがちですが……。

また、コーダーは本物の大工さんと同じく、職人気質の人が多いのも特徴で、道具にもこだわりを持って仕事をしています。大工さんでいうトンカチやカンナといったところでしょうか。自分の使いやすいエディタ(ソースコードを書くためのツール)選びや、ソースコードを書いていく上で、より分かりやすく書くことにこだわりを持っています。

大変なところ!

家を建てるには、住人(ユーザー)の生活を常に考えて家を建てなければいけません。どんなに豪華で贅沢な家を建てたとしても、住む人が「快適だ!」「住みやすい!」と思ってくれなければ意味がありません。また、デザイナーさんの作品に命を吹き込んでいくお仕事なので、設計図とズレがあってはいけません。デザイナーさんがユーザーのために必死で考えた設計図を、コーダーの都合で変更をしてしまうと全てが台無しになってしまいます。
そして、コーダーの業務は、“設計図から実際に使えるものに仕上げていく”ことなので、当然ながら行程の終盤に組み込まれることが多くなります。納期を直接左右する立場にあるため、ドキドキしてしまうことも少なくありません。

さらに頭が痛いのは、設計図自体が全面的にひっくり返される可能性があることです。スケジュールに余裕がなかったりすると尚更痛いのですが……。
例えば4畳半の平屋を一度完成させたとしましょう。そこから「やっぱ8畳で2階建ての家にしてください」と言われても、元々あったスペースを拡大することなんてできません。到底無理な話なのです。こういった場合は、一旦承諾してしまったディレクターさんと殴り合いの喧嘩を……なんてことはなく(笑)どこまで要望を再現できるか、スケジュールを見ながら話し合いをします。ディレクターさんも、デザイナーさんも、コーダーも、“良いものを作りたい”という気持ちは一緒なので、最後まで投げ出さずにベストを尽くします。

実際どうやって解決している?

上記のようなことを解決するには、ディレクターさんやデザイナーさんを含めた制作陣での打ち合わせや、コミュニケーションが大切です。デザイナーさんが作成した設計図(デザイン)を見ながら要点や意図を伝達してもらったり、制作上の注意点を確認してもらったりしてから作業に入ります。ここでデザイナーさんの色んな意図が共有されるので、「このデザインはこういう効果があるのか!」と感動する瞬間でもあります。

また、コミュニケーションは一回きりでなく継続して行っていくことが大切です。作業の進捗や悩んでいる部分をディレクターに共有することで、事前に納期遅延を防ぐことができますし、作業者以外からの目線も加わるので、より精度の高い作品に仕上げることができます。

モチベーションは「ありがとう」と「触れる感触」

以上のような工程を踏み、試行錯誤しながら完成を目指していくわけです。その家を建てていく工程の中で、私のモチベーションとなっていることが2点あります。
何よりもモチベーションが上がる瞬間は、ディレクターさんに「ありがとう」と言われたときです!
どんなに小さな案件でも、コーダーは自分の技術を駆使して作品を作り上げています。しかし、実際に自分が作った作品が世界中に公開されても、ユーザーの声が制作陣に届くことは多くありません……というか“ない”に等しいです。そんな中まっさきに「ありがとう」といってくれるディレクターさんに、私は逆に「ありがとう」を言いたくなります。クライアントから依頼されたもの、あるいはこちら側から提案したもの、色んなパターンがあると思います。そんな中、クライアントと制作陣の間に挟まれながらも、どんなに小さなことにも「ありがとう」と言ってくれるディレクターさんの気持ちは、私の原動力となっています。

もう1つは、自分で作ったものがサイト上で動き、触って感触を確かめられる瞬間です。2Dのものを3Dにするといったような感じでしょうか。デザイナーさんが作ってくれた設計図というのはあくまでイメージなので、実際に感触を確かめることができません。私たち大工が作ったものは実際にサイト上に展開し、クリックをしたり、動きを見たりすることができます。自分が作ったものが動いたり、全世界に向けて公開されるのはなによりも嬉しい、楽しい瞬間です。

そんなこんなで

Web界の大工さんこと、コーダーのことが少しでも分かっていただけたでしょうか?まだまだ自分は見習い大工として失敗の連続ですが、これからもディレクターさん、デザイナーさんと協力しながら、頑丈で素敵なお家を建てていこうと思います。
将来は庭とプールがついた豪邸を作りたいと思っています!(^_^)

カテゴリ: Webサイト運用運営, コーポレートサイト
2014年09月22日

RSS